眼科
最終更新日:2023年2月3日
診療科の紹介
有効性、安全性、侵襲度、生活の質などを考慮し、様々な治療選択肢を提供します。
外来診療は月~金曜日の午前中に毎日診察しています。予約患者様が優先ですが、予約外の診療にも対応しています。
午後は月曜・水曜日に手術、火曜・木曜・金曜日に特殊検査や処置などを予約制で行っています。
散瞳検査を行った場合には、検査後数時間はまぶしく見えにくくなりますのでご注意ください。
角結膜疾患・眼瞼疾患・白内障・緑内障・ぶどう膜炎・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症などの疾患について診察・治療を行っています。手術は主に白内障・眼瞼下垂・眼瞼内反症・翼状片などを行っています。
常勤医師は一人ですが、丁寧な診察と説明を心掛けています。
取り扱っている主な疾患
一般診療
角結膜疾患・眼瞼疾患・白内障・緑内障・ぶどう膜炎・糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症
手術加療
白内障・眼瞼下垂・眼瞼内反症・翼状片など
レーザー治療
糖尿病網膜症・網膜中心静脈閉塞症・中心性漿液性網脈絡膜症・網膜裂孔・後発白内障・急性緑内障発作など
代表的な疾患の診断、治療方針
白内障
白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
水晶体は、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、通常は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなり、視力が低下します。
進行すれば手術加療の適応となります。混濁した内容物を除去したのち、眼内レンズを挿入します。
日帰り手術が多くなっていますが、遠方の患者様や全身疾患を伴う患者様では入院手術(1泊2日)も可能です。
緑内障
緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のことです。
症状は、少しずつ見える範囲が狭くなっていきますが、その進行は非常にゆっくりで、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。
治療は、まず眼圧下降させるための点眼治療を行います。
また、慢性的に進行する開放隅角緑内障以外に、急性緑内障発作で発症する閉塞隅角緑内障もあり、レーザー治療や手術治療を行います。
糖尿病網膜症
網膜は眼底にある薄い神経の膜で、ものを見るために重要な役割をしています。
血糖が高い状態が長く続くと、網膜の細い血管は少しずつ損傷を受けます。
そうすると網膜が酸欠状態に陥り、その結果として新しい血管(新生血管)を生やして酸素不足を補おうとします。
新生血管はもろいために容易に出血を起こします。
また、出血すると網膜にかさぶたのような膜(増殖組織)が張ってきて、これが原因で網膜剥離を起こし、やがては失明してしまうことがあります。
糖尿病網膜症は、単純糖尿病網膜症・前増殖糖尿病網膜症・増殖糖尿病網膜症の3つの病期に分類され、病期に応じて、網膜光凝固術や硝子体手術を行います。
また網膜の中心部にむくみが出た場合には抗VEGF眼内注射などを行います。
当科では主に網膜光凝固術や抗VEGF眼内注射を行っています。
眼瞼疾患
眼瞼内反症は睫毛(まつげ)が眼球に接触するために、角膜に点状表層角膜症を引き起こします。眼瞼内反には加齢性、先天性、痙攣性、瘢痕性などがあります。 当院では加齢性や小児の内反症に対して手術加療を行っています。
眼瞼下垂とは、目を開いたときに上眼瞼縁が正常の位置〔角膜(くろめ)の上方が少し隠れる高さ〕より下がっている状態をいいます。
当科では加齢性眼瞼下垂に対して手術加療を行っています。
医師紹介
職名 |
氏名 |
認定資格 |
専門分野 |
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診療部長 |
日本眼科学会眼科専門医 |
眼科一般 |
診療・手術実績(2021年)
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白内障手術 |
129 |
眼瞼手術 |
12 |
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翼状片切除術 | 1 | |
その他 | 1 | |
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網膜光凝固術 | 12 |
後発白内障手術 |
28 |
学会施設認定
日本眼科学会専門医制度研修施設
