呼吸器内科
最終更新日:2023年4月1日
診療科の紹介
呼吸器疾患全般についてより良い治療を目指しています。
呼吸器内科は、肺がんや悪性胸膜中皮腫等の悪性腫瘍、重症肺炎や非結核性抗酸菌症、ウイルス性肺炎、肺真菌症等の感染症、気管支喘息等のアレルギー疾患、間質性肺疾患やサルコイドーシスなどのびまん性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患など多彩な疾患の診断、治療に携わっております。
各疾患に対して、EBMに基づいた標準治療を行うことを基本としており、ガイドラインから逸脱する症例についてはグループ内でカンファレンスを行い、より良い治療を目指しています。
また、肺がんについては、集学的治療を行うため呼吸器外科医師、放射線科医師とも連携して診療にあたっており、患者が自宅で生活したいという気持ちに寄り添うべく、外来化学療法も積極的に導入しています。
取り扱っている主な疾患
重症肺炎や胸膜炎など各種呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、びまん性肺疾患、呼吸器腫瘍、気管支喘息などのアレルギー疾患、急性および慢性呼吸不全、肺循環系疾患など。
(なお、当院には隔離病棟がないため、排菌のある結核患者の対応は困難です。)
代表的な疾患の診断、治療方針
肺がん、各種呼吸器感染症、びまん性肺疾患の診断目的に気管支ファイバー検査にて生検や気管支肺胞洗浄などを行います。また、胸水貯留例での診断・症状緩和目的に胸腔穿刺やドレナージの処置を行っています。
肺がんに対しては全身化学療法、免疫療法、放射線治療を適宜選択、または組み合わせて実施しています。また、各種呼吸器感染症に対する抗菌化学療法、間質性肺疾患に対するステロイド剤や免疫抑制剤を用いた治療も行っています。
慢性呼吸不全では6分間歩行の評価や、在宅酸素療法の導入など行っています。
急性呼吸不全や慢性呼吸不全の急性増悪例に対してネーザルハイフロー(HFNC)やマスク式陽圧人工呼吸療法(NIPPV)といった非侵襲的人工呼吸器や侵襲的人工呼吸器装着の適応を検討し救命処置を行っています。
気管支喘息やCOPDなどの慢性気道疾患に対して主に吸入療法を実施、増悪時には入院加療も行います。喘息重症例では生物学的製剤の使用も検討します。
医師紹介
職名 | 氏名 |
認定資格 |
専門分野 |
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診療部長 兼 関節治療センター長 |
日本内科学会総合内科専門医 |
リウマチ・膠原病内科 |
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主任医長 | 手塚 敏史 | 日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医 |
呼吸器内科全般 |
主任医長 |
日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医 |
呼吸器内科 |
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専攻医 | 原田 祥子 | 日本内科学会 |
呼吸器内科 |
非常勤医師 |
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医 |
リウマチ・膠原病内科 |
|
非常勤医師 |
日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医 |
呼吸器内科 |
診療実績(2021年)
■ 気管支ファイバー |
75 |
|
---|---|---|
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生検 |
70 |
気管支肺胞洗浄 |
4 |
|
EBUS-TBNA | 1 |
学会施設認定
日本呼吸器学会関連施設
日本呼吸器内視鏡学会関連認定施設
