教育長メッセージ　　～感染症に注意して～

　12月23日（火曜日）、幼稚園・小学校・中学校・市立高校は第2学期の終業式を迎えます。それぞれの校種で様々な園・学校行事が順調に行われました。
　園児児童生徒は行事を通して、周囲の人との関わりなど多くの体験を得ることができました。保護者や園・学校の地域の皆様におかれましては、今学期も本市の教育推進にご理解、ご協力を賜りありがとうございました。

　12月24日（水曜日）から冬休みに入り、お子様はご家庭に戻ります。学校とともに、保護者として自分の子どもを見守り、躾（しつけ）ていかなければなりません。子どもの成長過程により、親は子どもから、『「肌を離すな」「手を離すな」「目を離すな」「心を離すな」』と言われます。この言葉は、教育者であり哲学者でもあった故柏木雅雄先生（徳島市10 代教育長）から教えていただいたもので、子育てに関して、「的を射た言葉」だと思います。また、躾という漢字も趣がある字だと感じます。
　ご家庭での時間を大切にし、お子様には丁寧な日本語、美しい日本語を遣い、お子様との絆がより一層深まる冬休みになることを願っています。

　さて、高校を受検する皆さんは、1月9日（金曜日）に第3回基礎学力テストが行われます。この基礎学力テストの結果をもとに、受検生の周りを受検情報が飛び交います。しかしながら、最新で一番正しい情報は間違いなく学校の情報であることをお伝えしておきます。自分の特技や性格、学力によって高等学校を決定していきますが、周りの声に惑わされることなく、質問があれば学級担任や進学主任の先生に尋ねてください。学校は全力でアドバイスしてくれます。

　大学入学共通テストを控える徳島市立高等学校の皆さんは、17日（土曜日）、18日（日曜日）の予定ですね。共通テストは教科書の内容をしっかりと身につけ、それを活用する力が求められていると聞いています。これまで皆さんが授業等で培ってきたことを発揮すれば結果はついてきます。最後まで、今できることを自信をもってしっかりと取り組んでください。

　先週（12月8日～12日）はインフルエンザによる臨時休校の報告数が大変多く、学級閉鎖22件、学年閉鎖8件、全園閉鎖1件で、閉鎖した学級数は合計42学級になりました。基本的な感染予防を心がけ、終業式を迎え、年末年始をお過ごしください。

　第3学期の始業式は、1月8日（木曜日）になります。「笑顔でお子様が登校する姿」や「笑顔で迎える学級担任や学年の先生方の姿」を思い浮かべ、筆を置きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　徳島市教育委員会教育長　松本　賢治