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徳島市男女共同参画推進ネットワーク会議 構成団体からのメッセージ

最終更新日:2024年10月9日

男女共同参画に関わる横断的組織である「徳島市男女共同参画推進ネットワーク会議」では、男女共同参画の推進、ジェンダーギャップの解消に向けた様々な取組を推進しています。

徳島市長メッセージ

 現在日本では、少子高齢化の進行や労働力人口の減少、新型コロナウイルス感染症拡大による影響など、社会情勢の大きな変化に伴い、家族形態や働き方、ライフスタイルの多様化が進んでいます。
 また、能登半島地震をはじめ、頻発する災害への対応を迫られる中、地域の持続可能な発展を目指すためには、誰もが自分らしく活躍できる男女共同参画社会の実現がますます重要となっています。
 こうした中、徳島市では、家庭や職場、学校、地域などのあらゆる場で性別にかかわりなく、全ての市民が自分らしく、その個性や能力を発揮し活躍できる社会の実現を目指し、男女共同参画や女性活躍を推進する取組を進めてきました。その結果、男女共同参画社会の実現に向けて一定の進展が見られたものの、まだまだ、ジェンダーギャップやアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)、男女間の経済的・社会的格差の解消にはいたっていません。
 このような状況を踏まえ、徳島市では、令和5年3月に策定した「第4次男女共同参画プラン・とくしま」に掲げる施策をより積極的に推進してまいります。
 誰もが活躍できるまちの実現には、市民の皆さま・事業所の皆さまのご理解やご協力、関係団体・機関等との連携や協働が欠かせません。
 男女共同参画、女性活躍の歩みを、今以上に前に進めていくため、地域や社会全体でいっしょに考えていきましょう。

徳島県知事メッセージ

 一人ひとりが個人として尊重され、個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現は、SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等の実現」をはじめ、全ての目標達成に不可欠な視点であるとともに、「ダイバーシティ社会」の実現にも繋がる極めて重要な課題であります。
 そして、女性が暮らしやすく、かつ、活躍できる徳島を創るためには、男女の機会均等はもちろん、共働きしやすい環境や保守的慣習の打破、子育て支援の拡充など、積極的な施策の推進が不可欠です。
 本県では、徳島県立男女共同参画総合支援センター「ときわプラザ」を中心に、女性活躍に向けた各種講座やイベントを開催するなど、県を挙げて取り組んでおり、「会社役員及び管理的公務員等」に占める女性割合が「全国1位」となるなど、男女共同参画に係る指標で全国トップクラスを堅持しております。
 今後とも、「一人ひとりが自分らしく輝ける社会」の実現に向け取り組んで参りますので、皆様には、なお一層のお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。

徳島市男女共同参画推進ネットワーク会議構成団体からのメッセージ

徳島大学

 日本が多様性に向かう時代に、社会を支える大学の現場も多様性を受容する組織への変革が望まれています。 組織全体の活力が発展していくためには、多様性が真に受容され、尊重される環境が整備され、わたくしたち一人ひとりの個性や潜在能力が十分に引き出されることが必要です。
 徳島大学は、四国5国立大学、2公設試験研究機関、2企業との連携により進めている事業に取り組んでおり、四国の産官学の連携が広がり、女性研究者が中心となって四国の豊かな地域資源を活用した研究が活発に行われることを目指してきました。 四国の産官学の協働は「多様性」の表れとも考えられる取組です。 だれもが働きやすい環境を整備し、魅力的な研究が発展していき若い人々が集まってくるように、AWAサポートセンターの活動の輪がひろがっていくことを願っています。

団体紹介

 徳島大学では、2010年7月に学長直轄組織の男女共同参画推進室が設置され、その下に実施組織として、同年10月、AWAサポートセンターが開設されました。 ミッションは、女性の活躍促進やライフステージに応じた支援及び男女がともに仕事と子育て・生活等を両立できる環境の整備を行い、あらゆる状況において『調和』を図る方策を得て、徳島大学すべての構成員が、自らのキャリアデザインを描き、豊かな社会を形成していくことです。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげるため、各種女性研究者支援、各種セミナー/シンポジウムの開催を実施しております(詳細はHPをご参照ください。 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.awasapo.tokushima-u.ac.jp/(外部サイト))。
 また、2018年より、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」[実施期間:2018~2023]の事業を推進し、連携機関(四国5国立大学、2公設試験研究機関、2企業)で設立した「ダイバーシティ推進委員会」において、(1)女性研究者が牽引する地域創成イノベーションシーズの形成、( 2)ハイ・ポテンシャル人材育成、(3)研究と生活の調和の3つの目標に向けたプロジェクトへの協議を行いながら取り組んでいます。
 今後も多様な個性を力に変え、誰もが個性と能力を発揮できる環境づくりを目指し、取組を継続、発展させ、四国地域の企業等他機関へ広く普及させるとともに目標達成に向けて計画的に取り組んでいく予定です。

徳島大学AWAサポートセンターホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.awasapo.tokushima-u.ac.jp/(外部サイト)

四国大学

 現代社会はこれまでの「当たり前」の延長線上に未来を描くことができない“VUCA”時代が到来したと言われています。DXやGXが進捗する一方、新型コロナウイルスなど未知の病原体との遭遇、Chat GPTに代表される生成系AIの急進展、地球温暖化による気候変動や戦争の脅威など、人類がこれまで経験したことがない事象に立ち向かうためには、普遍的な理念と持続可能な未来を担う人財が必要です。四国大学では、世界の共通目標・言語であるSDGsの達成を理念として、性別や年齢、国籍や宗教、障がいの有無などの違いを個性として尊重し、キャンパスの多様性の実現を目指しています。ダイバーシティは、組織を活性化させる視点の多様化につながります。“誰一人取り残さない”教育と研究、さらには社会貢献の拠点として、「サステナブルを学ぶなら四国大学へ」と言っていただけるような魅力ある大学づくりに邁進してまいります。

団体紹介

 四国大学の歴史は、「女性の自立」を掲げて創立した徳島洋服学校に始まり、2025年には学園創設100周年を迎えます。現在は大学院4研究科、文学部3学科、経営情報学部2学科、生活科学部3学科、看護学部1学科及び短期大学部4学科2専攻を擁する男女共学の総合大学として発展を続けており、学園創設以来5万人を超える人材を輩出してまいりました。これまでの100年を礎として、これからの100年を創造する今この時、本学は地域課題解決先進大学として、建学の精神である「全人的自立」のもと、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 四国大学は、令和4年7月27日に「四国大学サステナブル宣言」を発表いたしました。これは、大学のすべての構成員と組織がSDGsの理念を根幹として、その実現のための教育・研究・人財育成を実践し、地域の「知」の拠点として「総合知」「実践知」の創出を目指すものです。中でも、学生・教職員一人一人が生き生きと活躍できる活気あふれる“Sustainable Compus”の構築では、女性の管理職比率の向上や教職員のライフステージを尊重した働き方改革の推進を重要課題(Materiality)として位置づけ、「大学改革ビジョン2023」においてもダイバーシティキャンパスの実現に取り組むことを掲げています。
 また、徳島市男女共同参画推進ネットワーク会議との連携により、学生と若手社会人がダイバーシティについて語り合う「ロールモデルカフェ」(令和4年7月)の開催や、第4次徳島市男女共同参画プラン策定市民会議への学生の参画に加え、令和5年度からは全学共通科目として新しく「ダイバーシティ・キャリアデザイン」が開講するなど全学で「誰一人取り残さない」多様性と個性を尊重するキャンパスづくりがスタートしています。

四国大学ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.shikoku-u.ac.jp/(外部サイト)

徳島文理大学

 私は徳島文理大学短期大学部商科の教員で、昨年度より徳島市男女共同参画推進ネットワーク会議委員を務めさせていただいております。
 短期大学部の学生を中心に「ビジネスマナー」や「キャリア教育」などを担当しており、学生の個性や能力を最大限発揮して「なりたい自分」を実現できるように努めております。 そのために、講義では男女共同参画の意識を培い、社会人としてのキャリア形成を自らの力で選択できるような教育を心掛けています。
 少子高齢化、人口減少、巨大地震の発生など未曽有の事態が予想され、これまで以上に男女共同参画社会の促進が求められる時代が到来し、期待が高まっています。 この度、委員を仰せつかったことを契機に、多種多様な個人や団体と連携・協力し、ダイバーシティを認め合えるインクルーシブな人材の育成に尽力してまいりたいと考えております。
 今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

団体紹介

 徳島文理大学は「自立協同」の建学精神のもと、女性の自立を唱え、学祖村崎サイ先生が1895年7月に私立裁縫専修学校を創立しました。 現在も、男女共同参画の考え方で取り組んだ教育が、着実に受け継がれています。
 私が所属する短期大学部商科の学びの特徴は、現代社会をしっかり理解すること、そしてビジネスの現場で活躍できる人材を育成することです。 学修年限が2年と短いため、実務的な面に重点を置くことで、商科の男子学生・女子学生がともに男女共同参画の必要性を学べる場となっています。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 商科のキャリア教育科目である「キャリアプランニング1」をご紹介します。
 講義では、県内の企業・諸団体で活躍する経営者や本学の卒業生を講師としてお招きし、講話のほかアクティブラーニングを取り入れた授業を展開しています。 短大生は、入学後1年足らずで就職活動が始まることに鑑み、企業だけでなく地域についての理解も深めています。 また、多様な知見や幅広い価値観に触れることで、学生が自分の人生設計をじっくり考えることに繋がっています。
 講義を通して、様々な分野のロールモデルの働き方や活躍を身近に感じ、商科の学生が卒業後も多様性を認め合い、「お互い様」と言える環境を現代社会に浸透させる重要な役割を担うことを期待しています。
 私たちが目指すのは、ダイバーシティの推進により、良好な人間関係の形成、自分の適性を見極めて可能性を追求することで、最終的には自らの責任と意思で人生の選択を決定できることです。 その場を設け、最後に背中を軽く押すことが私たち教員の役割となっています。

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徳島商工会議所

 男女共同参画社会の実現が叫ばれて久しくなり、職場や家庭、地域などあらゆる場面において女性の活躍が見られるようになりましたが、各種統計データや意識調査によりますと、指導的立場の女性比率が低い水準にあることや固定的な性別役割分担意識が根強く残っていることなどが浮き彫りとなっており、 女性活躍推進にはまだまだ大きな課題が残されている状況となっています。
 また、徳島市では、令和5年3月に「第4次男女共同参画プラン・とくしま」を策定するなど、長きにわたり女性活躍の推進に関する施策を展開してきたことにより、男女共同参画において一定の進展が見られるものの、女性を取り巻く環境の改善には至っておらず、引き続き地域や社会全体での取り組みが強く求められています。
 一人ひとりがジェンダー平等の遅れを実感し、その重要性を意識することを強く願うとともに、女性活躍・男女共同参画が更に推進されることを期待しています。

団体紹介

 商工会議所は、「商工会議所法」に基づいて設立された唯一の地域総合経済団体であり、地域内における商工業者の共同社会を基盤とし、商工業の総合的な改善発展と社会一般の福祉の増進を図り、我が国商工業の発展に寄与することを目的とした団体です。
 徳島商工会議所は、徳島市(国府町を除く)と名東郡佐那河内村を管轄地域とし、会員の要望や意見をもとに商工業、特に中小企業の発展や、都市環境の整備充実の実現等の為に国、県、市などに建議・要望等を行い、各種の事業を通して会員企業の振興を図るとともに、地域の繁栄と社会一般福祉の増進に貢献しています。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 当所では、事業所が直面している大きな課題を、年度毎に作成している事業計画に「重要項目」として掲げ、その解決に向けた支援に取り組んでいます。
 令和6年度事業計画では、「女性活躍の推進」を「重点項目」の一つとして掲げ、「女性が意欲や能力に応じて活躍できる職場環境の整備」をはじめとする女性活躍推進に関する支援に取り組んでいます。
 運営面においては、当所議員に17名(全120名)(うち役員として副会頭1名、常議員5名)の女性が就任しており、当所の意思決定を司る議員総会や常議員会での男女共同参画を実現するするとともに、重要事項を取り扱う部会や委員会での女性活躍を実現させています。 また、前会頭の寺内カツコ氏は、当所で初の女性会頭となるとともに、県庁所在地商工会議所における初の女性会頭の誕生となり、正に本県経済における女性活躍推進を全国にアピールすることとなりました。
 また、常設委員会の一つとして「女性活躍推進委員会」を設置しており、女性活躍社会の推進やSDGsに関する啓発・普及等への取り組みを進めるとともに、女性の立場から商工業に関する諸問題を調査、研究する機関として「女性会」を設置し、商工業の振興、ひいては地域経済の発展に寄与し、 併せて経済社会における女性の地位向上を図ることを目的とした活動に継続して取り組んでいます。

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徳島県中小企業団体中央会

 誰もが、自分らしい強みが十分発揮できる、多様性のある社会を実現するためには、一人ひとりが多様な生き方を互いに認めあうことが大切だと、私は考えます。
 ダイバーシティとは、性別や人種、障がいの有無などカテゴリーでくくった多様性ではなく、一人一人を尊重することではないでしょうか。
 「誰もが輝く社会をめざして」自分の周りの方々を尊重することから、一緒に取り組んで参りましょう。

団体紹介

 とくしまレディース中央会は、令和元年6月2日に徳島県中小企業国体中央会の部会として発足しました。 会員は、女性経営者、組合事務局役職員等で構成されており、人的交流と情報交換などを通じた資質向上と女性の社会的地位の向上を目指し、各種研修会・交流会等を実施しています。 今後も、活動の輪を拡大し地域中小企業と組合発展を目指して取り組んでいきます。 ぜひ皆様もご参加いただき、交流・親睦いたしましょう。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 とくしまレディース中央会では、県内で活躍する女性経営者の会社視察や、各種講習会、SDGs先進事業者への視察などの各種事業を実施しています。 また、他県女性中央会との交流や全国レディース中央会事業への参加を通じて、全国レベルでの交流を図ることで、会員の相互研鑽と資質の向上を図っています。
 女性活躍は、ダイバーシティという面からみると一例にすぎないかもしれません。 しかし、私たちは、女性活躍がダイバーシティ推進の第一歩と捉え、今後も女性がいきいきと活躍できる場として活動していきます。

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一般社団法人徳島経済同友会

 日本のジェンダー・ギャップ指数が先進国で最下位というなかで、徳島県では女性活躍が進んでおり、女性管理職比率・女性社長比率ともに全国1位となっています。 当会で会員アンケートを行ったところ、阿波女は明るく元気で働き者、しっかりして自立心が強く、この特徴を「経済活性化」「雇用対策」「起業促進」「観光戦略」に活かしてほしいという意見が見られました。
 阿波女活躍・ダイバーシティ推進委員会では、徳島の女性活躍を地域経済活性化につなげるべく調査研究と提言活動を行っています。 また、徳島の魅力発信の柱のひとつとして、阿波女活躍のブランディングも推進しています。 企業が「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」ダイバーシティ経営の実現を目指しています。

理事、阿波女活躍・ダイバーシティ
推進委員会委員長 坂田千代子

団体紹介

 経済同友会の特徴は、経済人(企業経営者)が個人の資格で参加し、一企業や特定業種の利害を超えて議論し、自由闊達な提言・主張を展開しているところにあります。
 徳島経済同友会は、地域経済社会の安定と発展のために、経済問題のみにとどまらず広く地域社会が抱える課題を調査・研究し、提言活動を行っています。 また、東京の経済同友会をはじめ全国44の経済同友会と互いに協調・連携して活動しています。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 徳島経済同友会には、7つの委員会があってそれぞれ調査研究・提言活動を行っています。 2018年に当会初の女性代表幹事が就任、同年から「女性活躍推進委員会」を設置しており、現在では「阿波女活躍・ダイバーシティ推進委員会」として、徳島県内の経済活性化には、 阿波女活躍・ダイバーシティ推進が重要であると位置づけて活動しています。
 女性活躍推進のためのフォーラム「阿波女活躍サミット」を、当団体から開始して他団体とともに継続して開催しており、徳島県内外の多くの皆さまに共感していただき大変有意義な取り組みとして成長しております。
 

一般社団法人徳島経済同友会ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://t-doyukai.jp/(外部サイト)

徳島県中小企業家同友会

 ダイバーシティの推進、女性の活躍推進は、少子高齢化に伴う人口減少が加速度的に進む徳島において、多様な視点によってイノベーションを促進し、地域経済に活力をもたらすものであり、地域の活性化と持続的成長のために不可欠なものだと考えます。
 さらに、国の方針とも相まって、資本市場においては企業の女性活躍状況が投資判断に考慮されるようになっており、女性が企業の責任ある地位で活躍することは、企業の持続的な成長にもつながります。
 多様な価値観を大切にし、様々な課題を抱えながらも地域で頑張っておられる方々の雇用を守り、「人間尊重の経営で地域から愛される企業づくり」として「人を生かす経営」に取り組む同友会運動が、まさに時代に求められていると実感しています。

徳島市支部支部長 (株)徳島ランドリー代表取締役 寺田 敏行

団体紹介

 中小企業家同友会は、中小企業家が抱える様々な経営の悩み・課題を異業種の経営者同士が共に考え、学び、実践している「経営者の学校」です。
 同友会は全国47都道府県全てにあり、全国の会員数は47,000名。 そのうち、徳島県中小企業家同友会の会員数は約500名となっています。
 「よい会社をつくろう、よい経営者になろう、よい経営環境をつくろう」という、同友会3つの目的の実現を目指して学んでいます。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 徳島県は女性経営者比率が全国で最も高く、それに伴い当会の女性会員比率も全国トップクラスとなっています。 徳島市支部においても、前支部長・現支部長を女性が務めるなど、男女にとらわれない経営を学ぶ仲間としてのコミュニティがあります。
 また、女性経営者のコミュニティをさらに発展し、相談しやすい環境を提供する「女性部会」や、多様性尊重と就労困難な方の理解と雇用推進を啓蒙する「障がい者問題委員会」など、専門の部会を設け、共に学ぶ運動を行っております。
 定期的な例会や勉強会では、各社の女性活躍やダイバーシティ推進などの実践事例を共有して議論することにより、その必要性と重要性の理解が進み、自社での取り組みに活用しています。

徳島県中小企業家同友会ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://tokushima.doyu.jp/(外部サイト)

株式会社 阿波銀行

 阿波銀行ではこれまで、女性の活躍を支援するポジティブ・アクションを実施してまいりました。 職務領域拡大に向けた研修やワークライフバランス実現のための支援等を充実させてきた結果、結婚・出産といったライフイベント後も仕事を継続し、さらなるキャリアアップをめざす職員が増えてきたことを大変嬉しく思います。
 この流れをさらに推進するためには、これまでのキャリアなどから形成されてしまうアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の排除や、性別や年齢、育児や介護等の制約の有無に関係なく一人ひとりが個性や能力を活かし、誰もがいきいきと働ける職場環境づくりが必要です。
 昨年度からスタートした長期経営計画「Growing beyond 130th」では、D&Iの推進により「活力ある組織と多様な働き方の実現」をめざしています。 職員との対話によりエンゲージメントを高め、新たな価値創造と持続可能な地域社会の実現に貢献していきたいと考えています。

団体の概要

創業:1896(明治29)年6月21日
本店所在地:徳島市西船場町二丁目24番地の1
代表者:代表取締役頭取 福永 丈久
事業内容:金融業
資本金:234億円
店舗数:105店舗(県内83、県外22)
従業員数:1, 316名(うち女性割合44%)
女性の管理職比率12.2%(管理職は、支店長、課長等の経営職以上)
女性の役付者比率26.8%
預金残高:3兆3,409億円
貸出金残高:2兆3,398億円
自己資本比率:10.72%(連結)
(国内基準):10.43%(単体)
格付:AA-(JCR)、A+(R&I)
(2024年3月末現在)

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

(女性活躍推進)
 2014年から始まったプロジェクト「Team AWA dONNA(アワドンナ)」では、サービスの向上や職員の働きやすさにつながる取組みを女性職員が中心となって企画。 また、職務領域拡大のための1年間の融資集中トレーニング、マネジメント研修、キャリアアップ研修会など、女性活躍推進を支援する研修を実施。
(ワークライフバランス)
 福利厚生制度の周知・利用促進のため、制度の概要や利用者の声といった情報を行内イントラ等で発信。 スムーズな職場復帰を支援するため育児休業期間も定期的に連絡を取り合い、必要なタイミングで業務知識のアップデートをサポート。
(男性の育児休暇取得促進)
 男性の育児参画を促し、男女ともに家庭と仕事の両立を図るための意識を醸成するため、所属長・管理職向けの「イクボスセミナー」や職員向けの「育児両立セミナー」を開催。 夫婦で参加できる「パパ・ママミーティング」では男性の育児休暇取得者の事例等を紹介。

株式会社 徳島大正銀行

人材の多様性が組織の競争力を高め、地域への貢献、お客さまへのサービス向上に繋がるとの考えから、誰もが活躍できる環境づくりを推進しています。
 当行は、女性管理職養成研修や育休復帰時研修の実施、家庭環境に応じた時間短縮勤務、育児休業取得の促進、早帰りデーの実施や時間外労働のガイドラインの設定など所定外労働の削減やさらなる各種休暇制度等の充実に努めており、性別問わず活躍できる職場・働きやすい職場づくりに取り組んでいます。「えるぼし」の3段階目の認定や徳島県内の企業として初めて「プラチナくるみんプラス」 の認定も取得しました。 また、令和4年3月には、徳島県から「男女共同参画立県とくしまづくり賞」をいただきました。 これまでも様々な取組みを実行していますが、まだ道半ばであり、引き続き、社会の動向や従業員のニーズを捉え、誰もが働きやすく、活躍できる職場づくりを目指していきます。

団体の概要

名称       株式会社 徳島大正銀行
代表取締役頭取  板東 豊彦
創業日      大正7年3月3日
所在地      徳島県徳島市富田浜1丁目41番地
資本金      141億円
店舗数      108店舗(うち出張所10店舗・インターネット支店1店舗)
従業員数     1,156名(令和5年3月31日時点)   
          うち男性632名・女性524名(男性比率54.6%・女性比率45.3%)
親会社      トモニホールディングス株式会社
経営理念     (1)奉仕する銀行 (2)創造する銀行 (3)錬成する銀行

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 当行は、人、地域、社会とともに成長し続けている銀行を目指し、従業員の働きやすさと働きがい向上に向けて取り組みしています。
主な取組み
(1)経営トップメッセージの発信
 仕事と育児・介護等との両立には周りの理解・協力が必要であることか
ら、経営トップから従業員にメッセージを発信

(2)休暇制度の充実
 1 有給休暇の促進制度を設け運用(年間11日以上取得の仕組み)
 2 育児休業制度の促進
  ・育児休業対象者(男女)、対象者の所属長に対し、スケジュール・制
   度案内実施
  ・男性の育児休業のモデルケース(1週間)をつくり運用し、男性の育児
   への意識向上を図る(R5年度 育児休業取得率 男性:107%、女性:100%)

(3)エンゲージメント向上の支援
 定期的に従業員にアンケートを実施し、その結果を外部コンサルタントが分析し、改善につなげることで従業員のモチベーションと生産性向上を図り、全従業員が長く働ける職場環境をつくる

(4)女性プロジェクトチームの設置 「みらい☆NAVI」の設置
 環境の変化に柔軟かつスピーディーに対応できる組織となるために、行内の幅広い意見をフランクに集め、積極的に多様な価値観や意見を経営に取り入れることを目的に定期的に開催。

徳島大正銀行ホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.tokugin.co.jp(外部サイト)

NPO法人子育て支援ネットワークとくしま

 NPO法人子育て支援ネットワークとくしまは、20年前の設立当初から徳島で子育てをしてよかったと思ってもらえる環境づくりを考えて活動を行っています。最近は、育児休業中のママが子育てのひろばに参加することが多くなってきました。男性(特に父親)が育児に主体的にかかわることによって、女性の社会復帰や社会での活躍につながっていくと思っています。今後は、ママたちへの支援は、もちろんですが、父親の主体的な育児参加を支援したり、職場の男性の育児への理解を推進していくことが子育ての環境づくりに欠かせないものだと感じるようになってきました。

団体紹介

 30年前、未就園児対象の自主子育てサークルのOGたちが、「子育てのための支援や施設の少ない徳島での子育てを応援したい!乳幼児の子育てがより楽しくなるよう に応援したい!」とまだまだ子育て真っ最中の母親たちが、子育て支援のボランティア活動をはじめました。最近は、「木育」を推進する活動も新たに始めました。現在は、徳島市の「子育て安心ステーションすきっぷ」の運営と「徳島木のおもちゃ美術館」のスタッフ運営を行っています。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 当法人では、徳島市から指定管理を受けて「子育て安心ステーションすきっぷ」を運営しています。私たちができる男女共同参画の一歩として、子育てひろばの中でベビーマッサージや手遊び、わらべうたなどをお子さんと一緒に楽しむパパ講座を毎月1回開催しています。子どもとの過ごし方や普段母親がどのように子どもたちに接しているかなどを体感することで、父親が主体的に育児に関わっていけるようにサポートをしています。また、普段から父親と子どもだけで遊びに来れる環境づくりも大切にしています。「徳島木のおもちゃ美術館」では、親子(特に父親と子ども)でコミュニケーションをとりながら遊べるようにスタッフがサポートしたりもしています。また、ママ自身の中にある「母親は、こうあるべき」「女性はこうあるべき」というような自分の中の壁を同じように子育て中のママや専門家と話しをしていく中で壁を低くしたり、乗り越えられるようにサポートをしています。

NPO法人子育て支援ネットワークとくしまホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://knet-tokushima.jp/(外部サイト)

徳島市婦人連絡協議会

 私たち婦人会メンバーは、各家庭における母としての、また、社会における女性としての立場を確立すべく、毎日めまぐるしく活動しております。
 今でも、「男とは…、女とは…」といった昔からのアンコンシャス・バイアス(固定概念)は根強く残っており、私たちの活動の障壁となっているように思います。
 各地域活動におけるダイバーシティや多様性等の取組は、まだまだ進んでいるとは言えない状況です。 しかし、私たち女性が率先し行動にうつすべきこと、私たちにしかできないことを探しながら、楽しく学び、啓発活動に日々、頑張っています。

団体紹介

 徳島市婦人連絡協議会の会員は約2千人います。
 各地区(市内14地区)において、日本赤十字社の活動や防犯、防災等に取り組んでおり、現在、特に力を入れている取組は、SDGsに関する啓発活動です。 女性の目線で、地域の中核となるコミュニティー活動を行っています。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 徳島市婦人連絡協議会では、総会決議宣言の中で、「男女共同参画社会の充実に努めよう」を掲げ、各地域でジェンダー平等に向けたさまざまな取組を進めています。
 また、活動の一つとして5月に行っている「母をたたえる会」や、「婦人会」という名称について変更を検討しており、少しずつ人々の意識を変えていきたいと考えております。

阿波女あきんど塾

団体紹介

 「元気で明るく働き者」と評される「阿波おんな」の感性を活かした、徳島ならではの地域経済の活性化と女性の社会進出を促進するため、徳島市が平成7年8月に、徳島市を代表する各業界の女性経営者に呼びかけて、結成された組織です。 結成後は、女性起業家の発掘・育成及び頑張る女性の応援・支援など、本市と協働で様々な取り組みを行っています。

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 阿波女あきんど塾では、これまでに徳島の働く女性を対象に、起業家育成の促進、女性経営者を育てることに焦点を置いてきました。
 今後も、阿波女あきんど塾は地域経済活性化のため、がんばる女性たちの取組を応援する機会を設けるよう努めていきます。

徳島市まちづくり協働プラザ

 私は現在20代で、これまで大きな不平等を感じたことはありませんでした。「女性は早く結婚しなきゃね」という世の中の認識や男女の平均年収に差があることについても、『それは仕方のないことだ』と思っていました。しかし、振り返ってみると、かつてひとりで私を育ててくれた母は、当時とても生きづらかったのではないかと思います。シングルマザーとして子育てする困難さや社会からの偏見、様々な困難を乗り越えながら、ただ前を向いて生きようとしていたはずです。このことについては、母に直接尋ねたことはありませんが、傍で見ていたからこそ、現在の母の強さは、そういった社会の試練を乗り越えてきたからだと確信しています。さて、私が将来母親になった時、どんな社会になっているでしょうか。その時になって初めて、今の男女格差を嘆いているような気がします。だからこそ、私たちは「社会課題の当事者である」ことを忘れないようにする必要があるのではないでしょうか。

団体紹介

 まちづくり協働プラザは、NPO活動の支援、行政との協働事業を推進するための拠点です。主に、NPOに対する助言、NPOと地域や行政をつなぐコーディネイト、協働事業の開発、交流、情報提供、人材育成等の事業を展開しています。以前は、『とくしま市活センター』という名称でしたが、2022年5月、拠点を移し、新たに『まちプラ』として生まれ変わりました。今後も徳島市で活躍されている市民活動団体を様々な形でサポートしていきます!

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

 まちづくり協働プラザは、女性の活躍促進やDV防止に取り組む市民活動団体に加え、年齢や国籍などに関係のない、誰もが生き生きと活動できる社会の実現を目指す市民活動団体への支援も行っています。社会の常識を変えることは容易ではありませんが、当プラザは強い想いを持つ市民が時間と労力をかけて実現しようとすることに対し、情報提供や協働事業開発などをサポートする役割を担っています。また、私たちは職場でも女性職員の活躍や職員のワークライフバランスの推進に取り組んでおり、働きやすい環境を作り上げることを目指しています。

徳島市まちづくり協働プラザホームページ:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://machipla-tokushima.com/(外部サイト)

徳島県(生活環境部男女参画・人権課)

男女共同参画、女性活躍・ダイバーシティの取組紹介

(ときわプラザ)
 徳島県立男女共同参画総合支援センター「ときわプラザ」は、男女共同参画と女性活躍の推進拠点として、次のような業務をはじめとした幅広い機能を持っています。
・夫婦、子ども、家族、仕事に関する様々な相談を受ける「ときわプラザ相談室」
・オンライン就労相談ができる「すだちくんハローワーク分室」
・ジェンダー平等に関する様々な課題について学ぶ「フレアキャンパス講座」
ときわプラザホームページ: 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.pref.tokushima.lg.jp/flair/(外部サイト)
(徳島県男女協調月間)
 7月、8月を「徳島県男女協調月間」とし、集中的な啓発活動を行います。 今年も、男女共同参画立県とくしまづくり表彰式や講演会を開催する予定です。
(女性つながりサポート事業)
 望まない孤独・孤立で不安を抱える女性が社会との絆・つながりを回復することができるよう、オンライン相談や居場所づくり、生理用品の提供等を通してきめ細かな支援を行う予定です。

徳島市

 徳島市では、誰もが性別等にかかわらず、個性や能力を十分に発揮し活躍できる “ダイバーシティ、男女共同参画社会”の実現に向け、さまざまな取組を進めています。

第4次男女共同参画プラン・とくしまの策定

 男女共同参画社会の実現に向け、令和5年3月に、今後5年間に本市が取り組むべき施策の方向と内容を明らかにするため、「第4次男女共同参画プラン・とくしま」を策定しました。

女と男(ひととひと)生き方相談

 専門の相談員が、夫婦・家族の問題、職場や地域での人間関係の悩み、あるいは自分自身の生き方のことなど、悩みの解決をお手伝いをします。

令和6年度徳島市の主な取組予定

 徳島市では、誰もが性別等にかかわらず、個性や能力を十分に発揮し活躍できる、男女共同参画社会の実現に向け、さまざまな取組を進めています。

アンコンシャスバイアス授業

 無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)を解消し、性別にとらわれない多様な選択ができるよう、市内小・中学生を対象に「アンコンシャスバイアス」をテーマとした授業を実施し、子どもたちの可能性の幅を広げる機会を提供します。(実施時期 9月~1月頃)

男性の家事・育児参画促進セミナー

 男性も主体的に家事・育児に参画し、男女ともに家事・育児を分かち合う社会を実現するため、男性の育児参画に向けたセミナーを実施し、男性の家事・育児参画を促します。(実施時期 9月~11月頃)

働く女性キャリアアップセミナー

 管理職を目指す徳島市内の事業所に勤務する女性を対象に、リーダーとしての心得や管理職として身につけておくべきスキル、キャリア形成と昇進へのモチベーション維持など、女性管理職のキャリア形成に役立つセミナーを開催します。(開催時期 10月~12月頃)

ストップDV!啓発事業

 女性に対するあらゆる暴力を根絶するため、ストップDV!啓発セミナーや、市有施設のパープルライトアップ、DV防止のための啓発パネル展などの啓発事業を行います。(実施時期 11月頃)

ロールモデルカフェ

 大学生を対象に、様々な分野で活躍する徳島のロールモデルとの交流や意見交換を実施し、自分が希望する自分らしい生き方を選択してもらえるよう行動へつなげます。(実施時期 11月頃)

お問い合わせ

男女共同参画センター

〒770-0834 徳島県徳島市元町1丁目24番地アミコビル4階

電話番号:088-624-2611

ファクス:088-624-2612

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徳島市役所

〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地

電話:088-621-5111(代表) ファクス:088-654-2116

開庁時間:午前8時30分から午後5時まで(土曜・日曜・祝日・12月29日から翌年の1月3日までを除く)

注記:施設・部署によっては異なる場合があります。

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