汚染を防ぐ徳島市の取り組み
最終更新日:2020年10月1日
生活排水の処理について
家庭や事務所で使われ排出される水のことを生活排水といいます。生活排水は、トイレからのし尿排水と炊事・洗濯・お風呂などからの生活雑排水に分けられます。
現在、徳島市の生活排水の処理は主に二つの方法で行われています。一つは公共下水道でもう一つは浄化槽によるものです。どちらも微生物の働きを利用し汚水の浄化を行っています。
- 公共下水道
家庭や事務所で使われ排水される汚水を下水管からポンプ場を経て下水処理場(中央浄化センター・北部浄化センター)に集め、主に微生物を利用して汚水を浄化し河川に流しています。一つの下水処理場で多くの家庭や事務所からの排水を処理することができるので効率的な汚水処理を行うことができます。
- 浄化槽
浄化槽は下水道が整備されていない地域の住宅などに設置されています。浄化槽はすべての生活排水を処理できる合併処理浄化槽とトイレのし尿排水しか処理することができない単独処理浄化槽に分けられます。現在、浄化槽を新設する場合は原則として合併処理浄化槽の設置が義務付けされています。
徳島市汚水処理施設整備状況などから引用
生活排水浄化実践推進員制度の促進
自らの家庭生活において浄化実践活動を行うとともに、地域において生活排水浄化対策の実践を推進する市民を募集し、生活排水浄化実践推進員として登録を行っています。
徳島市では、推進員の皆さんが地域において啓発するための啓発用品の貸出・提供などの活動を支援するほか、啓発活動をより良くするための意見交換会などを開催しています。
推進員による学習会の様子(令和2年9月 加茂名南小学校にて実施)
生活排水浄化実践重点地域での啓発活動
人口が多く生活排水による河川の水質汚濁が著しい地域を生活排水浄化実践重点地域として選定し、推進員の皆さんと協働により重点的に水質検査やエコ料理などの家庭でできる浄化対策に関する学習会を開催しています。これまでに重点地域として加茂名・八万・国府などの地区を選定し活動を行っています。
重点地域での学習会の様子(令和元年6月 八万小学校にて実施)
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