第8回「遠藤市長とくるま座トーク」(2026年9月28日)
最終更新日:2026年10月30日
今回は、グリーンバード徳島チームの清掃や阿波おどりエコアクションの活動に参加している大学生の皆さん、また同取組を支援している徳島市まちづくり協働プラザのマネージャーである岸田さんと、「若者が徳島市に関わり続けるために ~徳島市で活躍するきっかけと、地域活動から生まれるつながり~」をテーマに、活発な意見交換を行いました。
開催概要
日時 令和8年9月28日(月曜) 14:00~15:00
場所 徳島市役所13階 第二研修室
参加団体 ・グリーンバード徳島チーム
・阿波おどりエコアクション運営スタッフ
・徳島市まちづくり協働プラザ
(後列左から)
坂東さん、岸田さん、野口さん
(前列左から)
長田さん、遠藤市長、山本さん
テーマ 若者が徳島市に関わり続けるために
~徳島市で活躍するきっかけと、地域活動から生まれるつながり~
意見交換概要
地域活動に参加したきっかけ

(岸田さん)
みんなが徳島市での活動に参加することになったきっかけは何だったのか教えてほしい。
(坂東さん)
高校生のときにグリーンバードの清掃活動に参加したことがきっかけ。仲間と一緒に楽しく、ごみを拾う中で、同世代の友人とのつながりが生まれ、自分の居場所となるコミュニティを見つけたことが、活動を続ける理由になっている。
(長田さん)
阿波おどりエコアクションの説明会で聞いた「踊る阿呆、見る阿呆」に加え、「支える阿呆」という存在に魅力を感じたことが、活動に参加するきっかけになった。阿波おどりを支える活動は、徳島市にとってヒーローのような存在であり、長野県の大学に通いながらも、帰省して仲間と一緒に活動できることに大きな喜びを感じている。
(山本さん)
活動に参加する前は徳島には遊ぶ場所が少ないと感じていたものの、地域活動を通じて、さまざまなイベントや地域で活躍する人々の存在を知り、徳島の魅力を再発見した。活動をきっかけに別のインターンシップにも参加するなど、新たな経験や人とのつながりが生まれている。
(野口さん)
活動を通じて市役所の職員や他大学の学生、地域で活動する人々など、普段の学生生活では出会う機会の少ない人たちとつながることができる点に魅力を感じている。
(市長)
学生の皆さんが、地域活動を通じて「楽しい」「居場所がある」と感じていることや、お金よりも体験を大切にしていることに感心した。若い世代は社会への関心が薄いと言われることもあるが、皆さんのように地域のために積極的に活動している学生がいることは、本当に素晴らしいことだと思う。
徳島市の好きなところ、改善してほしいところ

徳島市で活動する魅力について話す一方、県外で生活するからこそ気づいた徳島市の課題についても意見が交わされた。
(長田さん)
現在、長野県の大学に通っているが、徳島市と長野県では交通マナーに違いがある。長野県では、歩行者がいると車が積極的に停止する場面が多い一方、徳島市では車が止まってくれず、道路を横断する際に怖さを感じることがあるため、交通マナーの改善を望んでいる。
(野口さん)
現在、京都府の大学に通っているが、徳島市の公共交通機関の利便性について課題があると思う。京都では路線バスの運行本数が多く、移動しやすい一方、徳島市ではバスを1本逃すと次の便まで長時間待つことがあり、運賃も高く、負担に感じる。
また、県外の友人に徳島の観光地を紹介する際にも、車がないと訪れにくい場所が多いことが課題であり、神山や牟岐など、魅力的な自然や景色がある場所へ公共交通機関で気軽に行けるようになれば、徳島の魅力をもっと多くの人に伝えられるのではないかと思う。
(市長)
公共交通機関の維持は、徳島市にとっても大変難しい課題となっている。利用者が減ることで運行本数が減り、さらに利用しにくくなるという悪循環も生じている。採算が厳しい路線であっても、地域の移動手段として維持するためには多くの費用が必要となる。
こうした課題は地方都市に共通するものであり、公共交通を取り巻く状況は厳しいが、地域の実情を踏まえながら考えていく必要がある。
卒業後も徳島市と関わり続けるために
(山本さん)
若いうちに県外でさまざまな経験を積みたいと考えており、卒業後は神戸など県外で生活することを検討している。一方、地域活動を通じて徳島の魅力を知り、人とのつながりも増えたことから、将来的に生活が安定したときには徳島に戻ることも選択肢の一つになっている。
(野口さん)
徳島には人と人との距離が近く、誰かと知り合うことで新たなつながりが生まれやすい魅力がある。卒業後の居住地については検討中であるものの、起業にも関心があり、県外に住みながら徳島で仕事をするなど、徳島を盛り上げるための関わり方を模索している。
(坂東さん)
高知県の大学で地域づくりについて学びながらも、将来は徳島に戻って働きたいという思いが強くなっている。高校生のときにグリーンバードの活動に参加し、徳島で多くの人と出会ったことで、地域への愛着が深まった。将来は徳島市の公務員も進路の選択肢として考えている。
(市長)
地域のために活動してきた経験や、徳島への愛着を持っていることは大きな強みであり、地域に貢献したいという思いを持つ人に徳島市で働いてもらえることは、とても心強い。
自分自身も、大学進学を機に東京で生活し、県外での経験を経て、改めて徳島の良さを感じたことが帰郷につながった。県外でさまざまな経験を積むことも大切であり、その経験を通じて自分に合った生活の場所を見つけてほしい。
若者が徳島市に戻ってきたくなるためには

(野口さん)
徳島市にも幅広い分野の仕事や活躍できる場があるものの、学生には十分に知られていないと感じている。高校生など、早い段階から地域で活躍する人や企業、行政の取り組みに触れる機会があれば、将来の進路を考える際に徳島で働くことも選択肢に入り、県外に進学した後も徳島に戻りやすくなるのではないか。
(坂東さん)
地域で頑張る原動力は、人とのつながりにある。自分が大切に思う人や、一緒に活動したい仲間が徳島にいるからこそ、県外に進学した後も何度も徳島に帰り、活動を続けている。若者が地域に関わり続けるためには、人と出会い、つながりを継続できるコミュニティや機会を増やすことが重要だと思う。
また、高校生のときに地域活動に出会うまでは、徳島で働きたい、徳島のために何かしたいという思いはそれほど強くなかった。若い世代が地域の面白さや、そこで活躍する人々を知る機会を増やすことが、徳島への愛着や関心を育むことにつながるのではないか。
(市長)
徳島市は、山や川、海などの豊かな自然が身近にあり、生活に必要なものも比較的まとまっている、暮らしやすいまちだと考えている。家賃や物価などの面でも、都市部とは異なる魅力がある。
一方で、まちの良さは人から説明されるだけでは十分に伝わらず、自分自身で実際に経験し、感じることが大切だと思う。地域の良いところだけでなく、課題も含めて知ったうえで、徳島を好きになってもらえればうれしい。
若者と行政が一緒にまちづくりに取り組むために
(岸田さん)
地域活動に参加することで、若者は地域で活躍する人々や企業、行政の仕事などを知り、自分の将来やキャリアにつながる新たな可能性を見つけることができる。
また、若者が自ら行動して地域とのつながりをつくることも大切だが、誰もが自分から活動の場を探せるわけではないため、行政が実施する事業などに若者が参加し、地域の人々と一緒に取り組む機会を増やすことが重要だと思う。
実際に地域の課題解決やまちづくりに関わることで、活動を通じた出会いや経験が生まれ、徳島市への愛着が深まることも期待できる。若者と行政が協働して事業に取り組む機会を増やすことが、将来も徳島市に関わり続けたいと思う若者を増やすことにつながるのではないか。
(市長)
若い世代が徳島市のまちづくりに関心を持ち、地域のために活動してくれることは大変ありがたい。皆さんのように地域への愛着を持ち、積極的に活動する若者が増えてほしいと思う。
徳島市の魅力や課題を実際に知り、地域の人々と関わりながら、自分自身で徳島の良さを感じてもらうことが大切だと思う。若い世代の皆さんが地域で活躍できる機会をつくり、徳島市に関わり続けたいと思う人が増えることを期待している。

市長まとめ
今日は、地域活動に積極的に取り組んでいる大学生の皆さんから、さまざまなお話を聞くことができ、大変ありがたく思っている。
皆さんが、ボランティア活動を通じて仲間と出会い、自分の居場所を見つけ、地域への愛着を深めていることがよく分かった。お金だけでは得られない経験や人とのつながりを大切にしていることも、非常に素晴らしいと感じた。
徳島市には良いところがたくさんある一方で、改善すべき課題もある。そうした両面を知り、自分自身でまちの魅力を感じてもらうことが大切だと思う。
また、若い皆さんが地域の人々と出会い、実際にまちづくりに参加することで、徳島市への関心や愛着が深まっていくのではないかと感じた。
これからも徳島の良いところを見つけ、地域とのつながりを大切にしながら、徳島市に関わり続けていただきたい。そして、皆さんのように徳島のために活動したいと思う若者が増え、徳島市がさらに良いまちになることを期待している。
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