徳島都市開発株式会社への貸付について
最終更新日：2025年11月26日
概要
徳島市では、徳島市中心市街地の活性化の核となるアミコビルの再生を目的に、ビルを管理運営する徳島都市開発株式会社に対して、令和3年にグランドオープンまでに必要となる資金の一部の貸し付けを行っています。
経緯
1 貸付要請に至る経過
徳島都市開発株式会社では、令和2年8月末の「そごう徳島店」営業終了以降、アミコビルにおける新規テナントのオープンなど、持続的な営業継続に向けて取り組んできましたが、資金難を余儀なくされました。
令和3年1月時点でもテナント誘致活動を行っていたところであり、フロアの改修にかかる設備投資にも多額の資金が必要となることから、当市に資金貸付の要請がありました。
2 貸付時の当市の対応
アミコビルは、県都徳島市の顔であるとともに中心市街地の活性化の核となる重要な施設であり、その施設の管理者である、当市の第三セクターの徳島都市開発株式会社は中心市街地の活性化の鍵となる組織であることから、当市としては、厳しく不安定な経営状況を乗り切るために必要な貸付を行うとともに、同社の経営改善について、これまで以上に主体的に関わっていくことになりました。
貸付金額 20億円（内訳 令和3年1月 10億円、令和3年7月 10億円）
調査
徳島都市開発株式会社に対する当市からの貸付金20億円について、貸付金の使途を透明化し、貸付目的に沿って合理的かつ適正に執行されているかを検証するため、弁護士及び公認会計士による調査を実施し、令和7年5月に調査報告書を作成しましたので、次のとおり公表します。
上記の報告書に係る調査で実施ができなかった、インタビュー未実施者への聞き取り等について、弁護士及び公認会計士による追加調査を実施し、令和7年11月に追加調査報告書を作成しましたので、次のとおり公表します。
・貸付金及び調査報告書に関するお問い合わせは、中心市街地活性化推進室までご連絡ください（連絡先は下記のとおり）。
対応
5月の調査結果を踏まえ、令和7年6月に徳島都市開発に対し、貸付金の円滑な返済ができるように、経営改善に向けた取組みを着実に進めることを求める通知を行いました。
・通知の概要
1 速やかに貸付金の円滑な返済に向けた取組みや、営業黒字達成に向けた経営ビジョンの提出と収支計
画の見直し
2 企業統治・内部統制体制の見直しや、経営状況の透明化
参考
| 時期 | 経過 |
|---|---|
| 令和2年12月 | 徳島都市開発株式会社から貸付に係る要望書が提出される |
| 令和3年 1月 | ・令和2年度及び令和3年度の貸付（計20億円）に係る予算議案を市議会に提出し、議決される ・10億円貸付（令和2年度分）を執行 |
| 令和3年 3月 | 令和3年度の貸付に係る予算議案を市議会に提出し、議決される |
| 令和3年 7月 | 10億円貸付（令和3年度分）を執行 |
| 令和5年 5月 | アミコビルがグランドオープン |
| 令和7年 5月 | 貸付金に関する調査報告書を公表 |
| 令和7年 6月 | 徳島都市開発株式会社へ経営改善に向けた取組みを求める通知 |
| 令和7年11月 | 貸付金に関する追加調査報告書を公表 |
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