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徳島市民病院
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ご挨拶

最終更新日:2019年5月7日

病院事業管理者ご挨拶

病院事業管理者 曽根三郎

徳島市民病院は昭和3年(1928年)に内科と産婦人科の開設に遡るが、それ以来89年余りの年月を刻み、公立病院として政策医療でもある地域医療、急性期医療(二次救急医療含めて)、災害医療において重要な役割を果たしております。これまで、先人たちの地域医療への献身的な取り組みがあってこそ、当院が市民に信頼され発展し続けてきた経緯があります。今後とも、徳島市民病院は地域の中核病院として政策医療の取り組みを強化するとともに、患者支援センターを前面に、社会の医療ニーズに応え、市民の皆様の負託に応えていく所存です。

徳島市民病院は、少子高齢化への重点的な対応として、長年にわたって実績を積み上げてきた周産期母子医療を強化充実させていきます。当院は県内でもトップレベルの分娩件数を取り扱っており、出産前後の母体・胎児や新生児に対する高度で専門的な医療に対応できる産科病棟及び新生児集中治療管理室(NICU,GCU)を備えた医療機関として、平成23年に指定された「地域周産期母子医療センター」を1本目の柱と位置付けております。質の高い周産期医療を産科と小児科双方の専門スタッフの連携体制により提供しております。今後とも、「お産は市民病院」というブランドを堅持し、安心して元気な新生児を出生できる環境基盤をさらに充実させて行きます。

一方、高齢化社会がますます進む中で疾病構造も大きく変化し、高齢者特有の疾患、とりわけ大腿骨頚部骨折、膝関節障害、脊柱管障害などの運動器の疾病、脳卒中に代表される脳血管障害や虚血性心疾患、肺炎などが増加しています。これらの疾患に対する迅速な治療や早期からのリハビリテーションは生命予後の延長ばかりでなく、高齢者の生活の質の改善に向けた取り組みも求められています。そこで当院の特色ある医療として、2本目の柱である「脊椎・人工関節センター」を平成24年に設置し、県内でも屈指の診療実績をあげておりますが、平成30年4月より「関節治療センター」と改称しました。平成16年次の疾患別総患者数を見ると、関節症患者数は125万人と、がん患者総数(163万人)に次いで第8位となっており、今後とも増加が予想されています。当センターでは、生活の質を阻害する関節疾患に焦点を絞り、整形外科医、リウマチ専門医、手関節手術の専門医、リハビリテーション専門医と療法士が連携し、多職種からなるチームワーク医療を基本に、患者の生活機能の改善を目標とし早期の社会復帰を目指していきます。

がんは国民の二人に一人が発生する時代となり、疾患別死亡原因の第一位として増加し続けており、国のがん対策推進基本計画に従い取り組んでおります。当院は、平成22年に地域がん診療連携拠点病院に認定され、がんの早期診断から早期外科切除、さらに、がん患者の一人一人に対して最適な個別化治療(放射線治療やがん薬物療法、口腔ケアなど)の提供に努め、在宅療養を支援するための外来化学療法にも取り組んで来ました。これまでの豊富な実績を踏まえて、複数診療科および多職種がん専門スタッフによるチーム医療をより一層推進し、がん患者の早期社会復帰を目標に、切れ目のないトータルケアをより一層充実させるために、「がんセンター」を3本目の柱として平成27年に設置しております。対象がんも5大がん(胃がん、肺がん、乳がん、大腸がん、子宮がん)はもちろん、25種類のがんに対応できる体制となっております。また、がんリハビリテーション施設の整備、安らぎのある緩和ケアの充実に向けた緩和ケア病棟の設置、がん相談室(セカンドオピニオン外来)を充実するなど、がんになっても患者及び家族が共に安心して暮らせるように支援しています。さらに、腫瘍精神医学を専門とする医師と緩和ケアを専門とする医師が参加しており、がん患者の緩和ケアを総合的に取り組む体制となっています。高度な最新医療を実践するために、最新のCT,MRI,内視鏡検査機器、リニアックなどを導入し、死亡原因第1位のがんの早期診断と治療成績の向上を目指しております。また、がんセンターを中心にがん登録の推進や医療従事者の教育と研修を通じて地域のがん診療レベルの向上にも努めてまいります。

当院は地域の中核病院として、多職種の専門医療人が研修を通して育つ場としても重要な役割を担っております。2019年4月には9名の初期研修医を受入れており、今後とも徳島大学の医療プロフェッショナルとさらに連携を深め、医学生の臨床実習から研修医の実地医療を学ぶ場として「臨床教育センター」が中心となって支援していくとともに、地元で活躍する医師の育成にも取り組んでまいります。

また、患者の皆様の目線と動線を大切にし、県内の医師会や歯科医師会とも連携を深めて、病診・病病連携を基本に、地域の皆さんに信頼され、質の高い医療を継続的に提供できる施設として、医療安全を確保するとともに病院の経営安定化にも職員一丸となって力を注いでまいります。

皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願いいたします。


病院事業管理者 曽根三郎 経歴
1973年徳島大学医学部卒、1978年米国国立癌研究所フレデリックがん研究センター留学、1985年米国MDアンダーソンがんセンター留学、1996年徳島大学医学部第三内科教授、2002年徳島大学医学部長、2004年徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部長を歴任し、2011年JA高知病院長、徳島大学名誉教授、2014年徳島市病院事業管理者。 社会活動:会長:200年第15回日本臨床腫瘍研究会(現日本臨床腫瘍学会)会長、2006年第11回国際がん転移学会(MRS)会長、2008年第48回日本呼吸器学会会長、2009年第13回日本がん分子標的治療学会会長。現在は日本学術会議連携会員、日本医学会利益相反委員会委員長 難治性疾患等実用化研究推進事業専門委員 厚生労働省薬事分科会審議参加規程評価委員会委員、日本内科学会名誉会員、日本呼吸器学会名誉会員、日本癌治療学会功労会員

(平成31年4月1日)

院長ご挨拶

院長 三宅 秀則

(令和元年5月1日)

徳島市民病院は、昭和3年2月に内科のみの市立実費診療所として市役所の隣に開設されたのが前身であり、本年2月1日で開設90周年を迎えました。昭和24年に徳島市民病院と改称し、昭和41年に現在の場所である徳島市北常三島町に場所を移して新築されました。「思いやり・信頼・安心」を病院理念とし地域の中核病院として質の高い医療の提供を目指しております。

現病院は平成22年に新築され11階立てで、屋上にはヘリポートを有しております。病床数は335床(急性期病床271床、回復期リハ病床40床、緩和ケア病床24床)、非常勤を含む医師数84名(初期臨床研修医11名)で全職員数は約600名の中規模病院ですが地域の基幹病院として、救急医療、地域医療、災害医療を担った上で、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、基幹型臨床研修指定病院および臓器提供施設などの指定を受け、地域住民の皆様が安心して生活をおくっていただける医療を提供できる体制を整えております。

診療面では、昨年度、新たにリウマチ専門医2名が赴任し「リウマチ膠原病内科」を新設し、大学病院の協力の下、徳島県のリウマチ膠原病の3拠点病院の1施設としての機能を果たしてきております。さらに、手の外科専門の整形外科医1名が赴任しましたので、リウマチ専門医との協働で、従来より中四国ではトップクラスの手術数でありました変形性関節症に、リウマチ疾患関連の関節症を対象に加え、関節治療により特化したチーム治療を行う「関節治療センター」を開設しております。また、以前より「地域周産期母子医療センター」の指定を受けており、NICU6床を備えた県内のお産の拠点病院として、安心してお産をしていただける環境を整えております。これら2つのセンターに加え、がん患者さんのトータルケアを、チーム医療で行うことを目指して平成27年4月に「がんセンター」を開設しました。センターの大きな柱の一つでもある緩和ケア病棟にも、新たに病棟専従医として緩和ケア内科医が赴任し、院外からの患者さんの積極的な受け入れ体制が整えております。緩和ケアまで含めたがん医療は、国の「がん対策推進基本計画」の中でも重点事項であり、緩和ケア内科医、腫瘍精神科医、臨床心理士の3名体制で、がん患者さんに対する緩和ケアのさらなる充実を図って参ります。

これらの3つのセンターを中心に、現代医療の要であるチーム医療を一層充実させ、さらに質の高い医療の提供を目指していくと同時に、厳しい医療環境の中で周囲の医療機関との役割分担を考えながら、当院として特色のある医療を行い、経営基盤の安定化を図っております。経営なくして現代の医療は成り立たず、病院経営の健全化が職員を守り、ひいては患者さんを守ることになると考えております。

未来を担う若手医師の養成も非常に重要であり、臨床教育センターのスタッフを中心に、研修医や医学部学生の教育・研修の質の向上を目指し、研修プログラムの充実を図っております。本年度は9名の初期臨床研修医を迎えることができましたが、来年度からは新たな臨床研修制度が開始され、研修プログラムの大きな見直しも必要であり、大学病院としっかりと連携を保ちながら、令和の時代の医療を担う医師の育成にも力を注いで参ります。

当院は急性期医療を担当する病院として、病院の理念「思いやり・信頼・安心」のもと、医療連携をさらに推進し、安全で質の高い医療を提供することを目標とし、また、徳島大学との連携をより深め、医療従事者や医学部学生の「教育・研修機関」としての役割も果たし、最終的に地域医療に貢献し、住民の方々に「ここに在って欲しいと思われる病院」を目指して参りたいと考えておりますので、今後とも何卒暖かいご支援・ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ

徳島市民病院 医事経営課

〒770-0812 徳島県徳島市北常三島町2丁目34番地

電話番号:088-622-5121(代表)

ファクス:088-622-5313

担当課にメールを送る

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