医療安全管理
最終更新日:2024年3月25日
医療安全管理に関する基本的な考え方
医療現場では、医療従事者の不注意が予期しない状況や医療上好ましくない事態を引き起こし、患者さんの健康や生命を損なう結果を招くことがあります。
当院では個人レベルでの事故防止への取り組みと、病院全体での組織的な事故防止対策を推進することによって、患者さんに実害を及ぼすことのないような仕組みを構築し、安心して医療を受けられる環境づくりを目指しています。
組織体制
医療安全活動内容
- インシデントレポート収集
電子カルテ内にあるアイコンより入力されたインシデントレポートを毎月末に集計し、注意喚起が必要なレポートに関しては院内WEB、医局会、看護部師長ミーティング等で周知して再発防止に努めています。
- 医療安全対策委員会
医療安全総合管理者(院長が指名した副院長)を委員長として、他職種が医療安全対策室および各ワーキンググループで立案した対策案に対し、検討および可否の議決、議決された内容の実施状況調査や見直しを行っています。
- WG会議
インシデントレポート報告の多い4つの部門(薬剤・転倒転落・チューブドレーン・書類)でWGを設け、医療安全管理者研修を修了した者をリーダーとして月1回の会議を行っています。その内容は、インシデント報告などで表出した問題に対する対策案を検討して、医療安全対策委員会へ提案、諮問したり、また各WGで院内ラウンドを実施し現状把握や問題点の抽出および改善案を現場へフィードバックしています。
- 看護部医療安全委員会
毎月第3金曜日午後2時から開催し、医療安全対策委員会での決定事項の周知と看護部での取り組みが主となる事案の共有や検討を行っています。
- 医療安全研修
職員の医療安全に対する意識、技能の向上のため、また医療法に定められた年2回以上の研修参加に向けた企画、開催をしています。全職員が対象であるためテーマは幅広く、その時々に合った内容を学ぶことができるよう計画しています。WEB研修も積極的に取り入れ、各自で学習する機会を設けています。
- 医療安全管理マニュアルの整備
医療安全管理のための具体的方策、医療事故発生時の対応方法および医療事故の評価と医療安全管理への反映等を規定したもので、状況に合わせて見直しや改定を行い、職員の共通認識のもとに医療安全対策を推進しています。
- 医療事故発生時の対応
患者さんの救命処置を最優先に考えながら、当院が規定したフローチャートに沿って対応しています。
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