中央卸売市場の役割
最終更新日:2016年4月1日
徳島県内はもとより全国各地から安全で安心な野菜・果実・魚などの食料品を集荷し、せりを主体とした取引により公正な価格を決定し、消費者へ安定して供給するはたらきを担っています。
≪3つの大きなはたらき≫
【集荷機能(多種多様な品物の豊富な品揃え) 】
市場には、毎日たくさんの品物が大きなトラックで運ばれてきます。徳島県内(青果約50%、水産約30%)はもちろん、全国各地や遠くはアメリカ、フィリピンなど外国から様々な品物が集められます。消費者が小売店やスーパーマーケットなどで欲しい食料品が買えるのもこのためで、消費者の必要な生鮮食料品を集めることが市場の大切な仕事の一つです。
【価格形成機能(せりを主体とした取引により、需給を反映した迅速かつ公平な価格形成) 】
市場は「せり」の声とともに始まり、野菜や果物、魚は、この「せり」によって値段が決まります。
「せり」開始時間は魚(水産物部)は午前5時30分から、野菜や果物(青果部)は午前6時30分から始まります。
また、他に「相対取引」があります。
【分荷機能(多数の小売業者などへの迅速な配分) 】
仲卸業者や売買参加者に買い取られた魚、野菜、果物は、小売店やスーパーマーケットのほか、病院や学校給食などにも運ばれます。そこで初めて消費者は必要な品物を買うことが出来るのです。市場は、野菜や果物を作っている農家、魚を海からとってきている漁業者などの生産者(出荷者)と市民の台所を結びつけることも大きなはたらきの一つです。
これらのほかに
- 決済機能(販売代金の迅速、確実な決済)
- 情報機能(需給に係る情報の収集、伝達)
と言った働きもあります。
