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徳島市民病院
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放射線科

最終更新日:2024年3月25日

業務内容

 放射線科では、一般X線撮影、CT、MRI、血管造影、核医学検査、IVR、放射線治療、骨密度検査などを行っています。診療放射線技師15名が在籍しており、迅速・丁寧な対応、適切な撮影、医療被ばく低減を常に意識して業務を行っています。
 新病院となり、すべての分野で最新鋭の装置が導入されました。現在、一部の検査を除きフィルムレスとなっています。

検査前の準備

 放射線科検査を受けるにあたり、検査部位にある人工物を取り外していただきます。

 たとえば、頭部検査の場合はネックレス、ピアス、ヘアピン、その他装飾品など、胸部・腹部検査の場合はブラジャー、コルセット、カイロ、磁気マグネット、プラスチック類等、四肢検査の場合は時計、湿布、指輪等を取りはずしていただきます。検査前に検査衣に着替えていただく場合もあります。

造影検査について

 造影検査は、X線撮影や透視検査、CT、MRIにおいて、通常の検査でははっきりしない部分を造影剤によって鮮明に描出させ、より詳しい情報を得る検査です。具体的な内容については、担当医師より詳しい説明があります。

一般X線撮影

 頭部・胸部・腹部撮影や整形外科関連撮影など、全身のX線撮影を受け持っています。当院はCR(Computed Radiography)システムを採用し、画像はデジタル化されており、被ばく低減や画質の安定性を実現しています。

  • X線発生装置
  • ポータブルX線装置
  • CR装置

乳房X線撮影(マンモグラフィー)

 乳がんは年々増加しており、検診による早期発見が重要視されています。

 マンモグラフィーは腫瘤(しこり)や微細な石灰化を描出することが可能で、視触診では判らないような早期の小さな乳がんを見つけることができると言われています。撮影時には乳房に圧迫を加えて、乳腺組織が均一になるようにしてから撮影する必要があります。

 当院は乳房X線撮影ができる医療機関です。日本医学放射線学会の使用基準を満たした乳房X線撮影装置を導入しています。従来の撮影に加え、薄いスライスでの断層撮影が可能となっており、より微少な病変の発見にも威力を発揮します。

 また、検診マンモグラフィー撮影認定を受けた女性の診療放射線技師3名が在籍しています。

 検査に要する時間は、10分から15分程度になります。なお、マンモグラフィー検査に関して、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい。

X線透視

 X線を用いて胃、腸等の消化器や骨、関節等を透視し、その様子をリアルタイムにTVモニターで観察しながら画像を撮影する検査です。胃がん・大腸がん検診をはじめ、各種透視検査及び造影検査を行っています。

CT

 X線CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を利用して体内の状態を断面層として描出する検査です。コンピュータを用いた特殊な画像処理を行うことで、体内の情報を得ています。造影剤という薬剤を使用することで血管や病変の状態を早く見つけたり、より詳しく調べることが可能です。胸部や腹部のCTでは5~10秒程の息止めで体内の情報を調べることが可能です。

 現在当院では2機のCT装置が稼働しており、待ち時間が従来より短くなっています。

MRI

 MRIはX線撮影やCTのようにX線を使うことなく、強い磁石と電波を利用して体内の状態を断面像として描出する検査です。MRIとは磁気共鳴画像(MagneticResonanse Imaging)の略です。

 当院には1.5テスラ超伝導式装置が導入されています。横断面だけでなく、任意の方向の断面を得ることが可能で、特に脳疾患、脊髄疾患、婦人科疾患などの診断に威力を発揮します。最近では乳腺の検査も増えてきました。

〈注意事項〉

  • 原則としてペースメーカーを装着されている方は検査ができません。
  • 体内に金属をお持ちの方は検査のできない場合があります。
  • 取り外し可能な義歯、補聴器、カイロ、エレキバン等は取り外していただきます。
  • 検査室にヘアピンやカギ等の金属を持ち込む事は危険です。
  • 検査室に電子機器、携帯電話、時計、磁気カード類を持ち込むと使用できなくなります。

血管造影(DSA)

 脳血管や心臓、腹部血管などの中にカテーテルと呼ばれる細い管を進め、造影剤を用いて描出する検査です。DSAとはデジタル差分血管撮影(DigitalSubtraction Angiography)の略です。造影剤を注入しながら撮影した画像から造影剤を注入する前に撮影した画像をコンピューターで差分処理することにより血管を鮮明に描出する方法です。

 診断のみではなく、血管の狭窄部位を拡げる血管拡張術や腫瘤を栄養する血管を閉塞させる動脈閉塞術なども行っています。当院の装置はフラットパネルディテクタを搭載した2管球式で、画像を2方向から同時に観察できます。フラットパネル方式を採用したことで、従来よりも低被ばくで高画質な画像が得られるようになりました。

 また、回転撮影を行うことで、血管の3D画像を検査中迅速かつ簡便に得ることも可能です。

核医学検査(RI検査)

 RIとは放射線同位元素(Radio Isotope)の略です。RI検査は身体の機能を観察できることが特徴です。

 体内にRIを含む薬(放射性薬剤)を投与すると、投与された薬は目的とする臓器や組織に集まります。その部位から発せられる放射線(ガンマ線)をSPECT装置により検出して画像を得ます。SPECT(スペクト)とは単一光子放射断層撮影(Singlephoton emission computed tomography)の略です。

 当院では、主にガンの骨への転移などを調べる「骨シンチ」、炎症や悪性腫瘍の部位や程度を調べる「腫瘍シンチ」、甲状腺機能を調べる「甲状腺シンチ」や脳梗塞などを調べる「脳血流シンチ」を行っています。検査については事前に担当医より詳しい説明がありますが、注意事項が多い場合には放射線科医からも説明があります。

IVR

 IVRは『インターベンショナル・ラジオロジー』の略で、日本語では『画像下治療』です。CT、X線透視、超音波などの放射線科が日常診療で扱っている画像をたよりに、細長い管(カテーテル)や針といった医療器具を使用して行う手技の総称です。
 体を大きく切ったり開けたりせずに体内の病変に対する処置が可能で、患者さんの体への負担が非常に少ないことが最大の長所です。IVRには様々な手技がありますが、当科が施行している主要なものを幾つかご紹介します。

1. 経カテーテル動脈塞栓術

 画像誘導下にカテーテルで動脈の中を進み、先端を病変の近くの枝まで到達させます。カテーテルから詰め物(塞栓物質)を注入して血流を遮断する治療法です。腫瘍に対する『兵糧攻め』として有効な場合や、外傷、出産、術後等の出血に対して迅速に止血できる方法として、緊急的に施行することもあります。

2. 静脈ポート留置

 心臓の近くの太い静脈に留置したカテーテルと皮下に埋め込んだポート(大きさが10円玉程度の円盤型器具)を連結させ、点滴による中心静脈栄養や抗がん剤投与が長期間簡単に施行できる新しい点滴システムです。日常の行動がほぼ制限されないのが長所です。

3. CTガイド下針生検

 良性か悪性か不明な体内の病変に対し、確定診断をつけるための検査です。
 まずCTを撮影し、病変の存在や位置を確認します。次に穿刺部位を決定し、皮下を局所麻酔します。そしてCTで確認しながら生検針(検査用の針)を病変に向かってすすめ、命中させます。特殊な構造になっている針先より腫瘤の一部を採取してきます。


肺腫瘍に対するCTガイド下針生検

放射線治療

 放射線治療は、手術とならぶ悪性腫瘍の治療法として行われています。治療には高エネルギーのX線および電子線を用いるため、高精度の品質管理のもと、治療を行っています。

 当院では、リニアック装置と3次元治療計画装置により治療を計画・実施していますが、令和3年4月にリニアックを更新し、高精度放射線治療装置が導入され、従来の治療に加え、新たな高精度照射が可能となりました。

 また、令和2年3月から前立腺癌に対する小線源治療も開始しております。

骨密度検査

 腰椎及び大腿骨の一括ポジショニングと測定、一括自動解析が可能となるOne Scan機能などを備えています。撮影時間は腰椎正面・大腿骨共に約30秒、被ばく線量は0.037mGy(カタログデータより)とのことで、検査時間短縮と患者さんの負担軽減に繋がります。


骨密度測定装置

お問い合わせ

徳島市民病院 医事経営課

〒770-0812 徳島県徳島市北常三島町2丁目34番地

電話番号:088-622-5121(代表)

ファクス:088-622-5313

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