地域自主運行バス「上八万コミュニティバス　のったろう」

　徳島市上八万地区では、「上八万コミュニティバス　のったろう」を「応神ふれあいバス」に続く、「地域自主運行バス」の2例目として運行しています。
　「のったろう」は、「上八万コミュニティバス」の愛称です。

　上八万地区は、鉄道駅がない上に、路線バスの運行便数が少なく、最寄りの停留所まで遠いなど、地域住民は、日常生活における買物や通院に不便を感じていました。
　このため、地域住民の皆さんが、平成29年9月に「上八万バス検討会」を立ち上げ、地域の高齢者等の移動手段の確保等を図るため、地域自主運行バスの導入検討を開始しました。

　運行開始に向けて、学習会・勉強会や講演会の開催、移動ニーズ調査の実施などを踏まえて、運行計画案を作成し、利用意向アンケートの実施、試験運行の実施などを経て、令和2年4月1日から、上八万町内と八万町の商業施設、病院等を往復するコミュニティバスの運行をスタートさせました。

　令和4年5月1日から、利用者の利便性向上及び新規利用者の増加を図るため、新しい運行ルートや運行ダイヤで運行しています。　

　徳島市では、平成22年に「徳島市地域公共交通総合連携計画」を策定し、計画目標の一つである「公共交通不便地域の減少」を達成するために行う事業として、「地域住民によるバス運行へのサポート」に取り組んできました。このサポート事業の第1号が「応神ふれあいバス」です。　
　「徳島市地域公共交通総合連携計画」の計画期間が令和元年度で終了を迎えることから、公共交通の新たな計画として、令和2年3月に「徳島市地域公共交通網形成計画」を策定し、計画の4つの基本方針のうち、「基本方針2　まもる」「地域特性やニーズに応じた多様な交通手段と地域主体による支線・生活交通の維持・確保」に基づき、「コミュニティバスの運行・維持」を取組施策の一つに位置づけ、応神ふれあいバス・上八万コミュニティバスへのサポートに取り組んでいます。
　2つの地区（応神・上八万）以外にも、自宅から最寄りのバス停留所や鉄道駅までの距離がある地域などでは、住民の高齢化に伴い、買物や通院などの日常生活に支障が出てくることも予想されることから、「上八万コミュニティバス」の取組事例とサポート事業についてご紹介し、地域自主運行バス導入の際にご活用いただければと考えております。
　詳しくは、次のリンクでご確認ください。

　（運営に関して）　上八万バス運営委員会（上八万コミュニティ協議会内）　電話：088-668-6392
　（運行に関して）　大木タクシー有限会社　　　　　　　　　　　　　　　　電話：088-668-0051