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あなたの腎臓を守るために ~CKD(慢性腎臓病)~

最終更新日:2025年8月6日

慢性腎臓病(CKD)の日本人の患者数は2000万人と推定され、これは日本人の成人の5人に1人が相当します。
また、慢性腎臓病(CKD)は自覚症状に乏しく、知らず知らずのうちに腎機能が低下し、進行すると末期腎不全に至り人工透析が必要となります。しかし、適切な生活習慣や健診等による早期発見や診断、治療を行うことで重症化の予防は可能です。

CKD(慢性腎臓病)とは?

腎臓のはたらき

腎臓は血液中の老廃物をろ過して尿をつくるフィルターのような役割をしています。
*尿に出るもの:クレアチニン、尿素など
*尿に出ないもの:たんぱく質、血球成分

CKD(慢性腎臓病)の診断基準

CKD(慢性腎臓病)とは、腎臓の障害や腎臓の機能低下が慢性的に持続する状態のことで、「尿蛋白」と「血清クレアチニン」を調べることで診断します。
 (1)尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らかである。
    特に0.15g/gCr以上の尿蛋白(30mg/gCr以上のアルブミン尿)の存在が重要
 (2)糸球体ろ過量(GFR):60ml/分/1.73平方メートル未満を確認
*(1)または(2)のいずれか、また両方が3か月以上持続する場合、CKDと診断

糸球体ろ過量(GFR)とは

 腎機能をあらわす指標で、腎臓の糸球体が1分間にどれくらいの量の血液をろ過して、尿をつくれるかを表したものです。
*特定健康診査などで調べる腎機能検査はeGFR(推算糸球体ろ過量)といいます。
 GFRは採血や24時間蓄尿が必要になりますが、eGFRは血清クレアチニン値や年齢などから計算したGFR(糸球体ろ過量)の推定で、腎機能の診断や評価に最もよく使われています。

慢性腎臓病(CKD)の重症度分類

重症度は原疾患、GFR区分、尿蛋白を合わせたステージにより評価します。
緑色のステージを基準に黄色→オレンジ色→赤色の順に末期腎不全、心血管疾患のリスクが高くなります。


慢性腎臓病(CKD)の重症度分類

尿蛋白(定性)検査で±、+以上となった方へ

○蛋白尿が出る状態が続くと・・・
 尿蛋白の量が増えると、尿細管や間質に炎症が起こり、さらに糸球体を傷つけてしまいます。蛋白尿が出る状態が続くことは、徐々に腎臓の働きを悪化させることにつながります。しかし、蛋白尿が出ていてもほとんど自覚症状はありません。

○尿検査をしてみましょう
 蛋白尿が出た場合は、これが一時的なものか、それとも継続的に起こっているものなのかを見分けるために、必ず再検査を受けましょう。腎機能(eGFRなど)や疾病によって、適切な受診期間は異なりますが、異常のない方でも年に1回は健康診査等で確認しましょう。

[尿検査を受ける時のポイント]
(1)生理的蛋白尿が出やすい時(激しい運動後、発熱時)を避ける
(2)中間尿をとる・・・最初の尿には、尿道口の細菌や分泌物が混ざる可能性があるため、出始めと最後の尿は捨てて、途中の尿をとります。

腎臓をいたわるポイント(目安の目標値は個人により変わります。)

(1)必要な薬以外は飲まない
(2)適正な体重を維持する
(3)血糖・血圧・脂質を管理する
(4)減塩し、たんぱく質は適量にする
(5)禁煙し、アルコールは適量にする
(6)排尿を我慢しない
(7)適度な運動をする
(8)風邪をひかない
(9)十分な睡眠・休養をとる
(10)ストレスをためない

お問い合わせ

健康長寿課

〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(南館2階)

電話番号:088-621-5512・5517・5521・5523・5574

ファクス:088-655-6560

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電話:088-621-5111(代表) ファクス:088-654-2116

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