令和5年度イベント報告（50）「バリアフリー映画上映会「西の魔女が死んだ」」

　令和5年11月4日（土曜）、シビックセンター4階さくらホールにてバリアフリー映画上映会「西の魔女が死んだ」を開催しました。
　バリアフリー映画とは、通常の映画に動作や状況を説明する音声ナレーションや日本語字幕をつけた映画のことです。目の見えづらい方（かた）や耳の聞こえづらい方（かた）、ご高齢の方（かた）にも安心して映画を楽しむことができるよう作られています。
　今回上映した「西の魔女が死んだ」は、1994年に単行本、2001年に文庫本が出版され数々の児童文学賞を受賞しており、2008年には本作を原作とする実写映画が公開された、不登校の少女の癒されていく心を、清々しく描いた話題作です。
　参加者の方（かた）からは「きれいで優しい風景と言葉で気持ちが癒されました」「自分にとって原作小説が大切な作品なので上映会してくださり嬉しかったです」「学びのある素晴らしい作品と思います。開催ありがとうございました」といった感想をいただきました。
　また、バリアフリー映画について「バリアフリー映画を初めて経験したが、ナレーションが丁度良いタイミングで流れてわかりやすかった」「日本語字幕・日本語ガイドが付いた映画を初めて見て、皆が楽しめる映画について考える機会を持てた」「こちらが読み取れない情景を説明してもらえてありがたく思えた」と大変ご好評をいただきました。上映会をきっかけに、バリアフリーについて考える機会にしていただければ幸いです。
　当館はバリアフリー対応のDVDを多数所蔵しております。ぜひ一度ご覧ください。
　その他、徳島市立図書館では以下の取り組みをしています。

• 読書支援コーナー…大活字本や点字資料、朗読CDやバリアフリー対応付きDVD、拡大読書器を設置
• 在宅送本…体が不自由で図書館へ来るのが困難な徳島市にお住いの方に自宅までご希望の本をお届けするサービス
• 電子図書館…いつでもどこでも電子書籍を楽しめるインターネット上の図書館

　ご利用をご希望の際は、いずれもお電話、またはカウンターにてお問い合わせください。
　ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

共催：公益財団法人 徳島市文化振興公社
協力：住友商事株式会社