新ホールの整備

 徳島市では、平成19年度に作成した「(仮称)音楽・芸術ホール整備計画」以来、「市民の芸術文化の創造拠点」を基本理念として、創造、交流、鑑賞の機能を持った、文化センターに代わる新たなホールの整備を目指してまいりました。
 県都に1,000席以上の公共ホールがないという状況において、重要課題が山積する徳島市の厳しい財政状況を鑑みる中で、一日も早く新ホールの整備を進めていくため、これまでの発想を大胆に転換し、県立ホールとして、県都にふさわしいホール整備を県市協調で推進していただけるよう、令和2年9月11日に、県知事に対して申し入れを行いました。
 令和3年3月には、県市協調新ホール整備基本計画の策定や、新ホール整備に関する県市の役割分担等基本的な事項を定める基本協定の締結を行い、現在は、旧文化センター跡地から、旧徳島中央警察署敷地までを事業対象地とした、県立ホール「徳島文化芸術ホール(仮称)」として、整備を進めているところです。
 市民のみならず県民の皆様が待ち望む新ホールが、「文化芸術」を発信する拠点としての機能はもちろんのこと、「まちづくり」の核、県都の「ランドマーク」としての役割を体現する、これまでにない「未来志向」のホールとして、県都に誇りある姿を現すことができるよう、県と緊密に連携を図りながら、引き続き事業を進めてまいります。

新ホールの整備に関するこれまでの経緯