更新日:2026年10月5日
徳島市上八万町に巽山古墳と呼ばれる古墳があります。戦前に発掘調査がおこなわれ、竪穴式石槨内から鏡とともに鍬形石、車輪石、石釧が複数出土しました。これらはまとめて腕輪形石製品とよばれ、古墳時代前期後半(4世紀)の特徴的な資料で、鏡・勾玉・剣と同じく倭王権から配布された権威を示す威儀具(いぎぐ)であったと考えられています。
現在、巽山古墳出土の腕輪形石製品の多くは東京国立博物館に所蔵されていますが、一部の腕輪形石製品は徳島に残されていました。今回は阿波の古刹丈六寺が保管していた巽山古墳出土の車輪石に焦点をあて、腕輪形石製品について解説します。
徳島市立考古資料館
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