令和8年第2回定例会

更新日:2026年6月12日

 提出議案の説明に先立ちまして、一言申し上げます。

一 はじめに
(1) 生活保護費国庫負担金過大請求について
 まず初めに、生活保護費国庫負担金過大請求についてです。
 徳島市の生活保護費の国庫負担金請求事務が、長年にわたり適正に行われてこなかった点につきましては、令和7年3月議会に、地方自治法第100条に基づき設置された「生活保護費国庫負担金過大請求に関する調査特別委員会」において調査が進められ、先の3月議会におきまして、調査特別委員会の調査報告が可決され、調査が終了いたしました。
 調査報告で指摘されたとおり、今回の件については、一定の職員が問題を認識し得る状況にありながら、長年にわたり改善が図られなかったことは事実であり、極めて重く受け止めております。
 市民の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことにつきまして、市政を代表する者として、深くお詫び申し上げます。
 また、先の文教厚生委員会で報告いたしましたとおり、健康福祉部では、今回のようなことが二度と起きないよう、再発防止に取り組むとともに、全庁的にも、研修などを通じて、法令遵守の重要性について周知徹底を図ってまいります。
 このほか、調査特別委員会から提言された事項については、出来る限り真摯に対応するとともに、提言内容に基づき、第三者による検証を行っている項目につきましては、結果が判明次第、議会に報告させていただきたいと考えております。
 今後は、市民の皆さまの信頼を取り戻すべく、適正な事務執行を徹底し、再発防止に取り組んでまいります。

(2)中心市街地活性化基本計画について
 次に、中心市街地活性化基本計画についてです。
 現在、県市協調で取組を進めております「県都のまちづくり」、とりわけ中心市街地の活性化につきましては、令和4年度から令和8年度を計画期間とする「徳島市中心市街地活性化基本計画」に基づき、これまで様々な取組を進めてまいりました。
 一方で、計画策定時から、社会経済情勢やまちを取り巻く環境には大きな変化が生じておりますことから、将来のまちの姿を見据えつつ、現状に即した次期計画を策定する必要があると考えております。
 例えば、先の3月議会において見直しを行う方針をお示しした鉄道高架事業のあり方をはじめ、県において計画が進められております新ホールやアリーナ整備への対応、さらには、先般、新社長が就任いたしました、徳島都市開発株式会社が運営するアミコビルの再生など、中心市街地を取り巻く重要課題について、しっかりと検討や対応を行っていく必要がございます。
 このため、まずは今年度に、徳島市として中長期的に目指すべき中心市街地の将来像を示すグランドデザインを取りまとめ、その上で、次期中心市街地活性化基本計画の策定を進めてまいります。

(3)広報の充実・強化について
 次に、広報の充実・強化についてです。
 徳島市では、誰もが必要な行政情報を迅速、かつ分かりやすく取得できる環境を整えるため、広報機能の充実・強化に取り組んでおります。
 その一環として、本年度末を目途に、徳島市公式ホームページの全面リニューアルを進めております。
 前回のリニューアルから10年が経過し、利用環境や情報発信手段が大きく変化していることを踏まえ、今回のリニューアルでは、利用される方が、円滑に必要な情報へアクセスできるよう、より見やすく分かりやすいホームページを構築するとともに、スマートフォンなど多様な端末への対応機能の向上を図ります。
 また、本年4月から、「広報とくしま」の一面記事を、AIを活用して分かりやすく要約し、徳島市公式インスタグラムに掲載しております。AIを活用することにより職員の業務負担を抑えつつ、効果的な情報発信を推進するとともに、インスタグラムで発信することにより、若い世代をはじめ、幅広い層の皆さまが市政情報を受け入れやすい環境を整えてまいります。
 さらに、「とくしま動物園STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM」と四国大学経営情報学部メディア情報学科との官学連携プロジェクトとして、とくしま動物園の魅力を広く発信するPR動画を制作いたしました。
 この取組は、映像コンテンツの制作を通じて、地域課題の解決に取り組む実践型のプロジェクトであり、学生の皆さんの若い感性や発信力を生かしながら、とくしま動物園の新たな魅力を発信するものとなっています。
 制作した動画は、徳島市公式ホームページや動画サイトで公開しておりますので、ぜひ多くの皆さまにご覧いただき、とくしま動物園への関心や親しみを深めて頂きたいと考えております。
 今後も、徳島市の市政情報を、より一層分かりやすく、迅速かつ的確に届けることができるよう広報活動の推進に努めてまいります。

二 令和7年度決算の概要
 続いて、令和7年度決算の概要につきまして、若干申し上げます。
 一般会計につきましては、地方消費税交付金や地方交付税の増加などにより一定の歳入を確保したものの、労務単価や物価・資材価格の上昇に加え、人件費や社会保障関係経費といった義務的経費の増加などにより、厳しい財政運営を余儀なくされました。その結果、財政調整基金を11億円取り崩すことで実質収支が約3億円の黒字となりましたが、基金を取り崩さなければ大幅な赤字になる厳しい決算となりました。
 今後も、物価の上昇に起因する事業費の増加が見込まれるなど、引き続き厳しい財政運営が続くことが予想されますが、このような状況下にあっても、ごみ処理施設の整備をはじめとする市民生活に直結する重要な事業については、先送りすることなく計画的かつ着実に実行しなければなりません。
 このため、将来にわたり持続可能な財政基盤の構築に向け、行財政健全化の取組をこれまで以上に強力に推進してまいります。

三 令和8年6月議会提出議案
(1)概要
 それでは、今回提出いたしました議案の概要につきまして、ご説明いたします。
 今議会に提出いたしました議案は、予算議案2件、条例議案1件のほか、単行議案8件の、合計11件でございます。

(2)予算議案
 まず、予算議案につきましては、一般会計で9,292万5千円の増額、中央卸売市場事業会計では、市場再整備の課題となる施設整備のパターン検証等の調査について、1,237万5千円を計上するとともに、債務負担行為の設定をしております。
 それでは、一般会計の補正予算についてご説明いたします。
 まず、地域の防犯活動を支援するため、防犯カメラ等の購入及び設置について、コミュニティ協議会に対し補助する予算を計上しております。
 次に、脱炭素社会実現のための取組といたしまして、バイオマス発電所の設計費について、民間事業者に対し補助する予算を計上しております。
 また、農林水産業の持続的な発展のための取組といたしまして、新規就農者に対する農業用機械の購入費補助や産地の収益力を強化するため、先進技術を導入する事業者に対し補助する予算を計上しております。
 さらに、徳島市中心市街地活性化基本計画について、現計画期間が令和8年度をもって終了することを踏まえ、次期計画策定のための費用を計上しております。
 加えて、防災・安全教育の充実を図るため、徳島市立高等学校において、高校生の防災リーダーの育成や地域の自主防災会と連携し、地域合同避難訓練等を実施するための費用を計上するとともに、埋蔵文化財の試掘調査に要する費用が当初見込みを大きく上回ることから必要な費用を増額しております。
 そのほか、中央卸売市場再整備の課題となる施設整備のパターン検証等の調査に要する費用について、中央卸売市場事業会計に対し補助する予算を計上しております。
 
(3)条例議案
 次に、条例議案につきましては、地方税法の改正等に伴い、徳島市市税賦課徴収条例の一部改正を行うものです。

(4)単行議案
 最後に、単行議案につきましては、災害対応特殊消防ポンプ自動車及び災害対応特殊救急自動車などの購入契約にかかる財産の取得や、市道路線の認定に関する議案などを提出いたしております。
 
 以上、よろしくご審議いただき、ご可決くださいますようお願い申し上げます。

財政課

〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館7階)
電話:088-621-5048
ファクス:088-623-8121