徳島市健康づくり計画「とくしま・えがお21(第1次)」

更新日:2021年4月1日

 日本は世界一の長寿国といわれています。
 しかし、高齢化とともに、日常の食生活や運動習慣などに起因するがんや高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、寝たきり状態の人々が増加し、医療費の増大や介護の負担などが、社会的にも大きな課題となっています。
 こうした現状をふまえ、国においては、すべての国民が、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会をめざした取り組みを進めるため、「21世紀における国民健康づくり運動 健康日本21」が策定されました。
 徳島市では、この「健康日本21」の地方版として、市民実態に即した生活習慣病予防対策を推進するため、健康づくり計画「とくしま・えがお21(第1次)」を策定しました。

徳島市民の健康状況

 健康に関する市民意識調査や基本健康診査などの結果から、全国や徳島県平均に比べて、運動習慣のある人の割合が低く、肥満の人が多いことが分かりました(図1・2参照)。
 運動不足は肥満を招き、肥満は、糖尿病をはじめ、さまざまな生活習慣病の原因となります。

図1 運動習慣のある人の割合の棒グラフ

図2 肥満状況の比較の棒グラフ

「とくしま・えがお21(第1次)」の概要

 本計画では、生活習慣病予防のために、「栄養・食生活」「運動」「休養・生きがい」「たばこ・アルコール」「歯」の5つの領域においてそれぞれに、目標を設定しています(表1参照)。
 また、この目標を達成するには、市民自らが自分自身の健康状態を認識し、生活習慣の見直しを図るという、一人ひとりの取り組みが必要であることから、国・県、教育機関、医療機関諸団体、地域組織・ボランティア団体、企業などが連携し、市民の皆さんの主体的な健康づくりを支援していきます。

「とくしま・えがお21(第1次)」(概要版)目次

表1 生活習慣病予防のための目標
領域 目標 現状値
栄養
食生活
適正体重を維持しましょう
成人の肥満者(BMIが25.0以上)の割合の減少 40歳以上
 男性 33.9%
 女性 29.7%
自分の食事の適正を知りましょう
自分の適切な食事内容・量を知っている人の割合の増加 57.6%
栄養表示(カロリーなど)をみて参考にしている人の割合の増加 21.1%
主食、主菜、副菜のバランスのよい食事を取りましょう
食生活について問題があると感じている人の割合の減少 67.8%
野菜を十分にとっている人の割合の増加 38.5%
運動 生活の中に「歩く」「からだを動かす」を取り入れましょう
日常生活の中で意識的にからだを動かすなど運動している人の割合の増加 男性 26.2%
女性 26.3%
階段を使うようにしている人の割合の増加 32.2%
運動を習慣化しましょう
家事や仕事以外に1日30分以上歩いている人の割合の増加 27.6%
運動習慣(ウオーキング・スポーツなど)が1年以上続いている人の割合の増加 男性 23.3%
女性 20.2%
教養
生きがい
自分にあったストレス解消法を見つけましょう
自分なりのストレス解消方法がある人の割合の増加 55.3%
趣味を持ちましょう
趣味を持っている人の割合の増加 64.7%
アルコール
たばこ
たばこの有害性を知り禁煙の努力をしましょう
吸わない人への気配りをしましょう
たばこをやめたいと思っている人の割合の増加 33.2%
たばこを吸っている人の割合の減少 22.5%
上手にお酒を飲みましょう
お酒を毎日飲む人の割合の減少 16.9%
お酒を1日平均して2合以上飲む人の割合の減少 11.9%
自分の歯を大切にしましょう
定期的に歯科受診している人の割合増加 21.3%
口の中を清潔に保ちましょう
1日の歯磨きが0~1回の人の割合の減少 28.7%

健康長寿課

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