柳橋水車図屏風(りゅうきょうすいしゃ ず びょうぶ)

更新日:2019年8月6日

柳水車図屏風の左隻の画像

柳水車図屏風の右隻の画像

六曲一双
各縦151.3 cm 横327.0 cm
江戸時代前期
徳島県指定有形文化財(絵画)
蜂須賀家旧蔵
   

 宇治橋に柳、水車そして蛇籠などを配する柳橋水車図は、桃山~江戸時代前期にかけ流行した。本作もそのひとつと考えられる。右隻、左隻にはそれぞれ春・夏の時期の柳が表現され、蛇籠などを意匠化し、右隻には金銅版の弦月が配される。落款などはなく、作者は不詳。屏風裏面に幕府御用絵師の住吉弘定(ひろさだ)が室町時代の絵師土佐広周(ひろかね)の作と極めているが、実際には江戸時代前期まで下ると考えられる。
 藩祖蜂須賀家政(いえまさ)が豊臣秀吉から拝領したと伝わる。
 
 
『徳島のたから』,2018

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