冷感・冷却スプレーもアルコール消毒液も引火します。

更新日:2020年8月25日

熱中症予防として需要が高まっている「冷感・冷却スプレー」や新型コロナウイルス対策として日常に欠かせないものになっている「アルコール消毒液・ジェル」などの製品はLPガス・ブタンガスなどの「可燃性ガス」や、「危険物」が使用されているのをご存知ですか?

使用する前に「注意事項」をしっかりとチェック!!

「冷感・冷却スプレー」や「アルコール消毒液・ジェル」にはLPガス・ブタンガスなどの「可燃性ガス」や消防法で定められている「危険物」を使用した製品が多く存在します。
製品に記載されている注意事項をご確認いただき、次の写真のような記載があればこれらに該当し、使用方法を誤ると火災や事故につながる危険性があります。

横

使用する前に「性質」を理解!!

LPガス・ブタンガス

冷却

「冷感・冷却スプレー」に使用されているLPガス・ブタンガスの性質は製品安全データシートによると、
1 空気より比重が重く滞留のおそれがある
2 極めて可燃性・引火性の高いガスである
3 熱すると爆発するおそれがある
などと記載されており、
密閉された空間で使用すると、低い位置に可燃性ガスが滞留し、そこに火種(ライターの火や静電気など)が加わることで引火する危険性があります。

アルコール(エタノール)

アルコール

「アルコール消毒液・ジェル」に主に使用されているアルコール(エタノール)の性質は製品安全データシートによると、
1 引火性の高い液体及び蒸気
2 引火点(火種が加わると引火する時の温度):13℃
3 発火温度(火種がなくても加熱した際に自然に燃え出す時の温度):422.78℃
などと記載されており、
発火する可能性は低いものの、引火点が13℃と低いため、発生した可燃性蒸気に火種が加わることで容易に引火する危険性があります。

「アルコール消毒液・ジェル」を車内に保管したり、置き忘れていたりしてませんか?

夏場の車内温度は55℃を超えることがあります。高温の環境下で長時間保管すると、容器が破裂し、アルコールがあふれる可能性があります。また、車の振動等で倒れたり、落下することで蓋が開き、アルコールが漏れる可能性も十分考えられます。
今一度、車内に保管したり、置き忘れがないかご確認ください。

事故事例

令和2年8月19日午後4時20分ごろ、広島県福山市の県道で信号待ちのトラックが突然爆発しました。報道によると、運転手が冷感スプレーの可燃性ガスが充満していたことに気付かず、車内でたばこを吸おうとライターで火を付けた際に引火して爆発した可能性が高く、また、この爆発で吹き飛んだ破片で周囲の車7台にも傷が付いたとのことです。

生活に欠かすことができないものだからこそ使用は慎重に!!

「冷感・冷却スプレー」や「アルコール消毒液・ジェル」は今や生活に欠かせないものとなっています。
だからこそ、火災や事故を起こさないために注意事項をしっかりと確認し、性質を十分に理解したうえでご使用ください。

スプレー缶の廃棄時も注意してください!!

台所でスプレー缶のガス抜き作業中に、ガスコンロの火が引火した火災が徳島市で相次いでます。(令和2年だけですでに3件発生しています)
ガス抜きは周囲の火気に注意して、屋外の風通しの良い場所で行いましょう。
ガス抜きの注意点についてはこちらをご確認ください。

消防局 予防課 

〒770-0855 徳島県徳島市新蔵町1丁目88番地 消防局3階
電話:088-656-1193
ファクス:088-656-1201