2020年11月16日 令和2年第6回徳島市議会定例会提出議案等について
最終更新日:2020年12月22日
日時:令和2年11月16日(月曜日)午後1時から
場所:徳島市役所13階第一研修室
会見項目
- 令和2年第6回徳島市議会定例会提出議案等について
会見の様子
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注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。
記者会見資料
令和2年第6回徳島市議会定例会提出議案等について(PDF形式:552KB)
会見項目説明
令和2年第6回徳島市議会定例会提出議案等について
まず、12月議会の会期についてでございますが、お手元に配付のとおり、11月30日開会で、12月14日閉会予定となっております。
それでは、今回の提出議案につきましてご説明いたします。
お手元にお配りしております記者発表資料の1ページをご覧ください。
1の予算議案が10件、2の条例議案が5件、うちコメ印は給与改定等の関係で、開会日に先議をお願いするものでございます。
2ページにまいりまして、3の単行議案が9件、4の報告が13件でございます。
詳細につきましては、後ほど、総務部長と財政部長からご説明させていただきますが、私からは、補正予算につきまして、若干のご説明をいたします。
それでは、3ページをご覧ください。
給与改定等関係補正予算につきましては、徳島県人事委員会勧告を参考に、12月期の期末手当の支給割合を0.05月分引き下げることなどによりまして、一般会計で3億1,693万9千円の減額、特別会計では、介護保険事業特別会計で3,674万7千円の減額、職員給与等支払特別会計で3億1,030万4千円減額し、合計で6億6,399万円減額補正するものでございます。なお、補正合計額から重複等を除きますと3億1,693万9千円の減額補正となります。
9ページをご覧ください。
一般会計補正予算(第8号)は、中段の一般会計予算総額にありますように、12億6,117万4千円の増額となっております。
食肉センター事業特別会計では指定管理者の指定に伴い、債務負担行為の補正を行っております。
10ページをご覧ください。
介護保険事業特別会計では1,024万7千円の増額、商業観光施設事業会計では収益的支出で50万円の増額、水道事業会計では資本的支出で3,080万円の増額、公共下水道事業会計では資本的支出で277万円の減額となっております。
11ページをご覧ください。
市民病院事業会計では収益的支出で1億9,500万円の増額となっております。
今議会には、福祉や教育・保育環境の充実に係るもののほか、上下水道局庁舎の建設場所及び整備方式の変更に伴う予算や、新型コロナウイルス感染症対策関連予算を提出することとしております。
新型コロナウイルス感染症対策関連予算につきましては、現在、首都圏のみならず、北海道や大阪、愛知を中心に全国で感染が拡大しております。こうした状況の中、引き続き、市民生活を守る観点から、各施設での感染拡大防止に要する経費のほか、感染症の影響から生活困窮者や子ども、高齢者の生活と命を守るための予算を計上しております。
それでは、一般会計補正予算(第8号)の内容につきまして、ご説明いたします。
8ページにお戻りください。
このたびの一般会計補正予算を、新型コロナウイルス感染症対策関連予算とその他に分類分けしたものでご説明いたします。
まず、1の新型コロナウイルス感染症対策関連予算でございます。
(1)生活困窮者自立支援事業費住居確保給付金につきましては、感染症の影響拡大及び長期化による収入減少により、住居を失うおそれが生じている方に対し支給しております住居確保給付金について、給付見込額の増加に伴い増額補正するものでございます。
(2)子ども見守り宅食緊急支援事業費につきましては、感染症による外出自粛等で高まる児童虐待リスクへの対応を目的として、支援ニーズの高い子ども等を対象に週1回程度の食事の提供を通して、見守り体制を強化するものでございます。
(3)高齢者等定期予防接種費につきましては、新型コロナウイルス感染症との同時流行が懸念されるインフルエンザについて、重症化リスクの高い高齢者を対象にワクチン接種費用を無償化するものでございます。
(4)阿波おどり会館施設整備費につきましては、感染症対策として、館内の空調設備について、除菌機能を有した機器へ改修するものでございます。
(5)商業観光施設事業会計補助金につきましては、阿波おどり会館空調改修工事と合わせて実施する眉山ロープウエイ山麓駅舎の空調改修工事の財源を、商業観光施設事業会計に補助するものでございます。
(6)消防活動感染防止対策事業費につきましては、救急活動や水難救助などの消防活動における感染防止対策を徹底するために必要な装備等を配備するものでございます。
(7)消防庁舎等感染防止対策事業費につきましては、感染症対策として、東消防署と西消防署の庁舎入口に体温・マスク検知システムを導入するものでございます。
(8)修学旅行キャンセル料等支援事業費につきましては、感染症の影響で修学旅行をキャンセルした場合に必要となるキャンセル料について、旅行代金の半額を上限として保護者負担の全額を補助するものでございます。
次に、2のその他でございます。
(1)戸籍副本管理システム改修費につきましては、戸籍法の改正に伴い、戸籍副本管理システムに必要な改修を行うものでございます。
(2)生涯福祉センター電話システム更新事業費につきましては、老朽化により使用に支障が生じている生涯福祉センターの電話システムについて、光回線に更新するものでございます。
(3)保健センター改修等事業費につきましては、保健福祉部に係る令和3年度行政組織改正に伴い、保健センターの改修並びに拡張に係る経費等について、所要の補正を行うものでございます。
(4)障害者介護給付費・訓練等給付費につきましては、障害者が受ける介護や訓練等の福祉サービスに対する給付費について、利用人員の増加等に伴い増額補正するものでございます。
(5)障害福祉システム改修費につきましては、令和3年度に予定されている国の報酬改定に対応するため、障害福祉システムに必要な改修を行うものでございます。
(6)介護保険事業特別会計繰出金につきましては、介護保険事業特別会計で実施するシステム改修経費の一部を一般会計から繰り出すものでございます。
(7)教育・保育給付費負担金につきましては、私立認定こども園の運営等にかかる給付費負担金について、国の加算額改正等に伴い増額補正するものでございます。
(8)認定こども園整備事業費につきましては、新たな市立教育・保育施設の再編計画に基づき、不動保育所を幼保連携型認定こども園として整備するにあたり、相談室等を設置するための設計費でございます。
(9)資源分別収集事業費につきましては、外出自粛等の影響により、家庭から排出されるプラスチック製容器包装廃棄物が増加していることから増額補正するものでございます。
(10)公共下水道事業会計出資金につきましては、当初計画していた上下水道局庁舎の建設場所及び整備方式の変更に伴い、公共下水道事業会計への出資金を減額補正するものでございます。
(11)損害賠償金につきましては、令和2年4月17日に発生した救命艇さくらによるかちどき橋橋脚接触事故に係る損害賠償金のうち、免責金額について所要の補正を行うものでございます。
(12)津波避難施設整備費につきましては、四国横断自動車道の法面部分に整備中の川内町旭野地域の津波避難施設において、新たに必要となった地盤改良工事を追加補正するものでございます。
繰越明許費の(1)認定こども園整備事業、(2)阿波おどり会館施設整備事業及び(3)商業観光施設事業会計補助金につきましては、今年度内に事業の完了が難しいため、全額翌年度に繰り越すものでございます。
9ページをご覧ください。
債務負担行為補正追加の(1)UIJターン保育士応援事業につきましては、民間保育園等における保育士確保を支援し、待機児童の解消を図ることを目的に、令和3年度採用を予定しているUIJターン保育士に対し、一時金助成の申請受付を開始するため、1,000万円を限度額とし、令和3年度を期間とする債務負担行為を設定するものでございます。
債務負担行為補正変更の(1)都市計画基本方針策定事業につきましては、令和2年度から2カ年計画で策定を予定していた新たな都市計画マスタープランについて、当初想定していなかった状況変化や新たな課題への対応が必要となったことに伴い、策定スケジュールに変更が生じたため、期間を令和3年度から令和4年度に延長する債務負担行為の変更を行うものでございます。
次に、特別・企業会計補正予算の内容につきまして、ご説明いたします。
新型コロナウイルス感染症対策関連予算は、商業観光施設事業会計補正予算と市民病院事業会計補正予算の一部に計上しております。
食肉センター事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、指定管理者の指定に伴い、令和3年度以降に指定管理料の支払義務が生じるため、1億5,814万5千円を限度額とし、令和3年度から令和5年度を期間とする債務負担行為を設定するものでございます。
10ページをご覧ください。
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、令和3年4月1日の介護報酬改定等に係るシステム改修経費について、所要の補正を行うものでございます。
商業観光施設事業会計補正予算(第1号)につきましては、眉山ロープウエイ山麓駅舎の空調改修工事について、所要の補正を行うものでございます。
水道事業会計補正予算(第2号)と公共下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、上下水道局庁舎の整備について、当初計画していた建設場所及び整備方式を変更することに伴い必要となる経費について、所要の補正を行うものでございます。
11ページをご覧ください。
市民病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、国の補正予算を活用した感染対策用個人防護具の購入等の経費及び化学療法患者の増加等に伴う薬品費の支出増分について、所要の補正を行うものでございます。
簡単ではございますが、以上が12月議会に提出する補正予算の内容でございます。
質疑応答
令和2年第6回徳島市議会定例会提出議案等について
給与改定等について
(徳島新聞社)
民間企業の給与が下がっている状況とは言え、職員は新型コロナウイルス対策でかなり忙しかったと思います。そういう点も含めて、今回、職員給与を0.05カ月分引き下げることについて、市長のお考えをいただきたいと思います。
(市長)
国の人事院も徳島県の人事委員会も0.05月分引き下げを勧告していますので、そのことに則って徳島市も実施したいと考えております。
(徳島新聞社)
職員労働組合とは話をされたのでしょうか。
(総務部長)
職員労働組合とは、この給与改定について交渉しています。
(徳島新聞社)
一般会計補正予算は2段階になっているのでしょうか。補正前の額はいくらですか。
(財政部長)
一般会計の補正前の額は1,309億9,500万円です。
まず、3億円の減額補正を先議し、改めて補正予算を提案しますので、2段階になります。
(徳島新聞社)
開会日に3ページの補正予算を先議し、閉会日に4ページの補正予算を議決するのですか。
(財政部長)
どちらも開会日に提案しますが、議決日が違います。
議案としては、一般会計補正予算第7号と第8号になります。
修学旅行キャンセル料等支援事業費について
(毎日新聞社)
キャンセル料の予算は何人分を想定していますか。
(財政課長)
小学校が4校、411人分で、中学校が4校、618人分です。
(徳島新聞社)
高校分は、徳島市立高等学校分ですか。
(財政課長)
徳島市立高等学校の修学旅行は先日中止になりましたので、補正予算に入っておりません。
(徳島新聞社)
これは、修学旅行に行く予定のものが、急きょキャンセルになった場合の補助ということですか。
(市長)
これから修学旅行に行く予定の学校で、キャンセルになる可能性がある学校の数とその人数で算出しています。
(徳島新聞社)
例年であれば、小・中学校の修学旅行はもう終わっていますか。
(市長)
今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で秋から冬に延期になりました。
(財政課長)
徳島市教育委員会では、冬に修学旅行に行くように予定していますが、今の第3波の状況からすると、この冬の修学旅行も中止になる可能性がありますので、キャンセル料が発生する可能性がある学校の児童数、生徒数から積算した事業費を計上しています。
(徳島新聞社)
冬に延期になり、まだ行っていない小・中学校がそれぞれ4校ずつあるということですか。
(財政課長)
まだ修学旅行に行っていない小・中学校はそれぞれ4校以上ありますが、12月議会に予算を提案している関係上、12月15日以降に修学旅行に行く予定の学校を対象にしています。
介護給付費・訓練等給付費について
(毎日新聞社)
介護給付費・訓練等給付費とは、何に使われるのでしょうか。
(財政課長)
障害者が受ける介護や訓練等の福祉サービスに対する給付です。利用人数の増加に伴い増額の補正を行います。
(毎日新聞社)
単に利用者数が増加しているための増額ですか。
(財政課長)
単価が上がった部分も一部ありますが、利用者は毎年増加しており、今年度も当初の見込みを上回る利用者の増加がありました。
上水道局庁舎の整備方式等の変更について
(徳島新聞社)
上下水道局庁舎の建設場所及び整備方式を変更するということですが、具体的な変更内容を教えてください。
(上下水道事業管理者)
外部評価委員会の意見を踏まえ、関係部局と協議した結果、上下水道事業管理者である私の責任において、変更判断したところです。
(徳島新聞社)
建設場所と整備方式が変わるのですか。
(上下水道事業管理者)
新しい建設場所と整備方式については、事前の建設委員会で詳しく報告したいと思っています。
その他事項について
阿波おどり実証イベントについて
(毎日新聞社)
新型コロナウイルスの第3波が来ていると言われていますが、11月21日・22日に予定している阿波おどり実証イベントに県外客を受け入れるという方針に変わりはありませんか。また、今の市長のお考えをお伺いできますか。
(市長)
第3波到来と言われていますが、阿波おどり実行委員会で話したとおり、現時点で徳島アラートは発動されていませんので、予定どおり開催する方向で準備を進めています。
(毎日新聞社)
県外客の受け入れについての判断基準は、あくまで徳島アラートの状況で決めるという考えでいいでしょうか。
(市長)
先日の知事の記者会見でもありましたが、全国知事会会長である飯泉知事は、日本全体の状況も分かっていると思うので、徳島県と緊密に話をしながら、日本全体の状況や徳島県の状況を俯瞰して、開催の可否を判断したいと思います。
(朝日新聞社)
全国で感染者が増えている状況での開催であり、不安を感じている人もいると思います。このイベントを開催する目的や意義について、改めて教えていただきたいと思います。
(市長)
今年度、阿波おどりが開催されなかったことで、観光事業者をはじめ、たくさんの事業者が廃業を検討するなど、経済的な打撃を受けています。
また、市民・県民も気持ちの部分で阿波おどりロスはすごく大きかったように思います。
今、ある程度の実証実験を行っておかなければ、来年度の阿波おどり開催も難しくなってきますので、できる限りの感染症対策を取りながら開催をしたいと考えています。
(NHK)
今回、徳島市が屋外での検証、徳島県が屋内での検証を行います。徳島県と徳島市が一体となって、来年に向かって一歩一歩着実に進めているように思いますが、市長は、今回の実証イベントが来年にどうつながればいいと考えていますか。
(市長)
今回の実証イベントは、阿波おどり実行委員会が主催、徳島市と徳島県が共催となり屋外で行うものですが、徳島県は屋内イベントでの実証実験を行います。
以前、徳島青年会議所がとくしまマルシェの来場者に、阿波おどりを開催した方がいいか、どういう形で開催するのがいいかなど、アンケートを取り、徳島市飲食店コロナ対策協議委員会は、徳島市コロナ危機突破プロジェクトとして阿波おどり定期開催プロジェクトを実施しました。
このように、徳島県、徳島市、阿波おどり実行委員会が実施するイベントだけでなく、市民・県民が一体となり、来年度に向けて、阿波おどりをどのように進めていくか考えていきたいと思っています。
(NHK)
今後、どのように検証して、それをどのように公表していくのか教えてください。
(経済部長)
検証内容等については、11月9日の阿波おどり実行委員会において資料でお示ししています。また、イベント当日には来場者のアンケートも行う予定なので、アンケートで得られた意見や検証内容を取りまとめて、改めて阿波おどり実行委員会で議論してもらいたいと思っています。
(徳島新聞社)
今回、徳島市が実施する実証イベントのほか、徳島県が12月に実施する実証イベントや徳島市コロナ危機突破プロジェクトとして徳島市飲食店コロナ対策協議委員会が先日実施したイベントなども、来年度のスキームを考える上で参考にされるということでよろしいですか。
(市長)
はい。徳島市飲食店コロナ対策協議委員会が実施したイベントは屋外で、しかも屋台なども出店していました。このようにいろいろな場所でいろいろな形で検証をして、それらの英知を結集する形で、来年度に向けて考えなければいけないと思っています。
注記:質疑応答は内容を要約しております。
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