2020年7月13日 アムールトラ「ヒロシ」の一般公開について ほか
最終更新日:2020年8月4日
日時:令和2年7月13日(月曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所8階庁議室
会見項目
- アムールトラ「ヒロシ」の一般公開について
- ごみ処理施設建設に関する意見交換会の開催について
会見の様子
動画配信(手話付き)は、ユーチューブ徳島市公式チャンネル(外部サイト)
注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。
記者会見資料
アムールトラ「ヒロシ」の一般公開について(PDF形式:141KB)
ごみ処理施設建設に関する意見交換会の開催について(PDF形式:134KB)
冒頭コメント
本日の発表事項に先立ちまして、まず冒頭、令和2年7月豪雨により、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
このたびの豪雨では、線状降水帯の発生などにより、九州の球磨川や筑後川、岐阜県の飛騨川をはじめ、多数の河川で氾濫が発生し、死者・行方不明者は、熊本県を中心に全国で80名を超え、
本市といたしましても、豪雨災害は、いつどこで起きてもおかしくないことを改めて肝に銘じ、今後とも、ハード、ソフト両面から、対策の充実、強化に取り組んでまいります。
会見項目説明
アムールトラ「ヒロシ」の一般公開について
7月1日に秋田市
トラは知名度が高い人気の動物ですが絶滅の危機に瀕しており、とくしま動物園も加盟している日本動物園水族館協会では、国内での繁殖に力を入れております。このたびの「ヒロシ」の来園は、このプロジェクトに協力するために、ブリーディングローンにて実現したものです。
現存するトラの亜種は8種類で、アムールトラは、その中で最も大型です。「ヒロシ」は、一般的なアムールトラよりやや小柄ではありますが、現在、とくしま動物園北島建設の森で飼育している雄のベンガルトラ「ルパン」よりひと回り大きく、おっとりとした優しい性格をしています。
今後は、それぞれの体調を見ながら、「ヒロシ」と「ルパン」の交互展示という形をとりますので、どちらに会えるのかを楽しみにお越しいただき、迫力がある姿を間近でご覧ください。なお、公開開始日18日と翌日19日は、11時から14時に、「ヒロシ」を展示予定です。
最後になりますが、来園される皆さまにおかれましては、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、暑い時期ではございますが、適宜マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを守ってのご観覧にご理解とご協力をいただき、楽しい動物園での時間を過ごしていただきたいと思います。
ごみ処理施設建設に関する意見交換会の開催について
ごみ処理施設建設に関する意見交換会の開催についてご説明いたします。
このたび、私の公約の一つでもありました、一般廃棄物中間処理施設の整備に関して、地元の皆さまとの信頼関係を築く第一歩として、私自身が、地元の皆さまの様々な意見を直接伺うとともに、いただいた意見を踏まえて今後の事業を判断するために、意見交換会を開催することといたしました。
日時、場所、対象者につきましては、地元の多家良地区5
まず、7月23日木曜日、海の日の午後7時から午後8時30分まで
この意見交換会は、マスコミにも公開いたします。新型コロナウイルス感染症対策として、当日の出席者等を確認するため、マスコミの方でご来場される方は、お配りしている来場者カードに必要事項を記載の上、当日受付に提出してください。
マスコミの
なお、開催の注意事項等、詳細につきましては、お配りしているパンフレットをご覧ください。このパンフレットは、多家良地区5
また、この意見交換会の前に、飯谷町
この訪問で、候補地としている採石場を視察する予定になっております。この視察につきましてもマスコミに公開いたしますので、詳細については担当部署にお問い合わせください。
質疑応答
ごみ処理施設建設に関する意見交換会の開催について
(毎日新聞社)
ごみ処理施設の件ですが、地元住民の意見を聞かれて、今後の方針を決められていくと思います。石井町など関係する他の市町の首長さんとは、現在協議中なのか、今後、協議をする予定なのかお伺いします。
(市長)
今後、協議をする予定になっております。詳細については事務方に聞いてください。
(徳島新聞社)
本会議で、他の5市町の理解を得て環境影響評価を中断されるという意向を示されましたが、いつから中断するのですか。他の5市町には説明をされたのでしょうか。
(市長)
環境影響評価のうち、2月から8月まで行う予定だった猛禽類の調査は、新型コロナウイルスの影響で遅れている状況です。
(市民環境部長)
その他、業務締結している分につきましては、まだ一時中断していない状況です。今後、関係5市町の首長にご理解を賜って、一時中断したいと考えております。
(徳島新聞社)
まだ5市町には説明をされていないということですか。
(市民環境部長)
そうです。近々、5市町に説明してから中断し、その後、市長が地元住民との意見交換会に臨むことになっています。
(徳島新聞社)
意見交換会は、多家良地区の町別にされるということですが、市長以外の担当部局の人は同席されますか。
(市長)
はい。
(徳島新聞社)
市長はこの意見交換会でどのような意見を吸い上げたいとお考えですか。
(市長)
地元住民がどのように思っておられるのか率直な意見を聞きたいと思っています。
(徳島新聞社)
最有力候補地の視察は15時に現地でよろしいでしょうか。
(市長)
15時に現地です。
(読売新聞社)
今回のごみ処理施設に関しては、徳島市だけでなく、小松島市など周辺の自治体にも影響する話です。いつごろ、5市町の方に会われて説明する予定ですか。例えば、先に5市町の話を聞いた上で住民説明会をするのか、それとも住民説明会をしたあとで5市町の意向を聞くのか、どちらの判断でしょうか。
(市長)
会うことは会いますが、日程をマスコミに発表するかどうかについては、検討しているところです。
(市民環境部長)
先ほど説明させていただいたとおり、意見交換会の前に5市町の方と会い、一時中断することについてご報告をさせていただき、ご理解を賜るものでございます。
(読売新聞社)
それは臨時に集まるのですか。それとも、もともと5市町で予定されている会議があるんですか。
(市民環境部長)
それにつきましても、今、調整中でございます。
(読売新聞社)
調整中ということは、5市町で集まる定例の会議があるのですか。例えば、年内に開催予定の会議があって、この件について話をするのですか。
(市民環境部長)
一般廃棄物の広域処理に係る連絡会議というものがございまして、今までは、年1回ほど定例的に行われております。
(読売新聞社)
今までだと、何月ぐらいに行っていましたか。
(市民環境部長)
予算、決算のこともございますので、例年、年度末の2月か3月に行っています。
(読売新聞社)
今年は行われましたか。
(市民環境部長)
今年も同じ時期に行いました。
(読売新聞社)
ということは、今回会うのであれば、臨時会議を開くのですか。
(市民環境部長)
そういう形を取るかどうかも含めて調整中でございます。
(読売新聞社)
それでは、他の自治体には照会をしているわけですね。
(市民環境部長)
担当部で調整中でございます。
(読売新聞社)
他の自治体でも話を伺いましたが、やはり、ごみ処理問題は他の自治体の住民にとっても影響が大きく、徳島市の対応を注視し、危惧している人もおられます。5市町の人には、どのように徳島市としての姿勢を説明される予定ですか。
(市長)
それについても、今、事務方と調整中ですので、ここではっきりと言うことはできません。
(読売新聞社)
なぜ言えないんですか。
(市長)
今、事務方と調整中と言わせていただきました。
(読売新聞社)
記者会見でこのような発表をすれば、そういう質問が出るのは分かっていると思います。そこまで検討されてないということですか。
(市長)
この発表に関しては、そもそも私が住民の方に出向いていくという発表でございますので。
(読売新聞社)
公約でも掲げていましたので、住民への説明は当然、必要だと思います。
(市長)
5市町に説明をする前に、今ここでマスコミの人に説明するというものではないと思います。今、事務方と調整しているということが答えだと思います。
(読売新聞社)
住民説明会では、市としてどのような方向性を持って、住民側に説明されるのですか。今までと同じですか。
(市長)
基本的には今までと同じです。ただし説明会ではなく、フラットな姿勢で、私が住民の声を聞きに行くという主旨の会です。
(読売新聞社)
確認ですが、今までと市の姿勢は変わらないということですね。
(市民環境部長)
どちらでもないフラットな状態で市長が意見を聞く前提として、環境影響評価については一時中断させていただきます。その前に関係5市町に理解を求めますが、会議につきましては調整中でございます。
(読売新聞社)
中断の期間によっては、ごみ処理施設建設計画に影響するのではないですか。
(市民環境部長)
中断期間につきましては、まだ決まっておらず、意見交換会の後に判断することになります。
(徳島新聞社)
5市町の首長さんとお会いするのですか。
(市民環境部長)
はい。首長にお会いするような形で調整をしております。
(徳島新聞社)
意見交換会の前に会われる調整をされているということでよろしいですか。
(市民環境部長)
そうです。
(徳島新聞社)
フラットな状態で住民から意見を聞く前提として環境影響評価を中断するとなると、飯谷町の最有力候補地を、一旦棚上げにするというふうに聞こえてしまいますが、その辺はどうでしょうか。
(市長)
それも含めてフラットな立場で聞き、そこからまた調整をしていくということです。
(読売新聞社)
つまり、一旦棚上げということになると思いますが、現在の計画にどのような影響を及ぼすと分析されていますか。
(市民環境部長)
基本計画上は令和9年度完成となっておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響で委託業務が進んでいない状況にあります。再度、委託業務を進める段階になりましたらスケジュールを引き直し、完成時期が出ると考えております。
(読売新聞社)
新型コロナウイルス感染症の影響で、完成時期がずれ込む可能性があるのですか。
(市民環境部長)
完成時期がずれ込む可能性はありますが、まだきちんとスケジュールを引いておりませんので、それにつきましては何とも言えない状況です。
(読売新聞社)
可能性があるということですね。
5市町の首長と会われてどういう方向性になったかについては、徳島市民だけでなく、他の自治体の住民にも非常に影響が大きい話なので、住民説明会の前であっても、説明していただくことはできますか。
(市民環境部長)
ご報告させていただきたいと思います。
意見交換会につきましても、オープンな形で行いますので、その分についてもご報告させていただきたいと思っております。
その他事項
- 対話について
(徳島新聞社)
対話すると公約に掲げられたものとして、大きくは中心市街地の活性化、ごみ処理施設問題、木工会館、阿波おどり、新ホール整備の5つあったと思います。
新ホール整備に関しては、複数の市民団体が要望書を提出された時に、市長と一度お話をしたいと、担当部局に伝えているとのことですが、今後、市民団体や関係者とお話をされる予定はございますか。
(市長)
全ての事業において、関係部局から順番にお話をさせていただくという態度は一貫しています。ごみ処理施設に関しても、関係部局がまずお話をした上で、意見交換会をすることになっております。新ホール整備についても同じようにしたいと考えております。
(徳島新聞社)
関係部局の人は、要望をしている市民団体や関係者と、何らかの話し合いをされたのでしょうか。
(市民環境部長)
かなり前に要望書を受け取りさせていただき、市長にあげさせていただいております。市長からも話がありましたように、段階を踏んでからと考えています。
(徳島新聞社)
対話はいつごろ実現しそうですか。
(市民環境部長)
それにつきましても、内部で協議をして決定をしたいと考えております。
(徳島新聞社)
要望書はかなり早い段階で出ていたと思います。時間が経ち過ぎているような気がしますが、その点はいかがでしょうか。
(市民環境部長)
内部で協議をしており、時期を見て、と思っております。
(徳島新聞社)
対話を公約に掲げていた5つの事業のうち、ごみ処理施設と木工会館は終わりました。今、新ホール整備について要望が出ていますが、阿波おどり、中心市街地活性化なども含めて、今後、対話を行うご予定はございますか。
(市長)
場を設けて、マスコミに公開して話をすることだけが対話なのではなく、まちに出向いてお話を聞くことなども対話だと思っております。
(徳島新聞社)
市長に就任して以降、新ホールのことに関して、まちなかで対話されたことはございますか。
(市長)
まちを歩いていると、新ホールについてだけでなく、全事業に渡って話をされることはあります。
(徳島新聞社)
その中で、今までに新ホールのことに関してお話をされたことはございますか。
(市長)
お話を聞いたことはあります。
(読売新聞社)
市長選で公約に掲げていましたので、ごみ処理施設と木工会館について対話されることは、非常にいいことだと思います。しかし、市民からすると、市長にとって都合のいい人には会うが、都合の悪い人には会わないように見えてしまうと思います。
市長選の公約で、市長は市のトップとして、いつでも市民に門戸を開いて対話をするんだと、市民は受け止めていたと思います。職員がまず対話をして段階的にというのであれば、遠藤前市長も同じようにされていたと思います。前市政とどこがどう違うのでしょうか。
(市長)
今、いろんな問題があるので、全ての問題に私が出ていくことはできません。そういった意味で、私の思いを各部局に下ろし、職員も同じ思いで対話をするような態勢を整えることになると思っています。
市長としては、要望されたからすぐに会うということはなかなかできないので、段階を踏んでということを申し上げています。
(読売新聞社)
新ホールの優先交渉権者を撤回しないでほしいと要望した市民が、市長に話を聞いてほしいという話がありました。保育園の問題についても、事実上の白紙撤回になる前に、自分たちの声を聞いてほしいという話がありました。しかし、それらの人たちとは会わずに、市長選で公約に掲げていたごみ処理施設や木工会館の関係者からのみ話を聞くことは、いくら公務が忙しいと言っても、市民には、都合のいい人には会って、都合の悪い人には会わないようにしか見えないんです。そのことについて一言伺えますか。
(市長)
どの事業についても、事務方がきちんと話をした上で段階を踏んでということは何回も言っています。保育園に関しても、事務方と話をする場は設けています。そういった意味で、全庁的に対応していきたいと思っています。
(読売新聞社)
住民からすれば、撤回された後では遅いのです。内示についても、取り消しされた後では遅いのです。そういう痛みを感じて欲しいと思います。
(徳島新聞社)
新ホールの優先交渉権者の撤回を表明される前に、事務方は住民団体とお会いされたのでしょうか。
(市民環境部長)
担当部局の方では、住民団体と具体的な話はしていないと聞いています。
- そごう徳島店撤退後の後継テナントについて
(日本経済新聞社)
先週、徳島都市開発株式会社の社長が会見されて、そごう徳島店撤退後のテナント誘致の交渉状況について話をされたと思いますが、交渉の進展具合について、内藤市長自身はどのように現状を認識されているのか教えてください。
また、過半数の株を持っている出資者として、徳島市は、今後、交渉にどの程度関与していくのか教えていただけますか。
(市長)
今の進展状況は記者会見のとおりの状況です。そごう徳島店が8月末に閉店するということは決定しておりますので、私としても、早くしないといけないという認識は持っております。
(読売新聞社)
早くしないといけないというのは、交渉自体が遅々としているという認識ですか。
(市長)
発表できる状況ではないという話でしたので、早く徳島都市開発株式会社が発表ができるような状況にしていきたいという認識です。
(日本経済新聞社)
徳島都市開発株式会社が発表できるような状況に持っていきたいのであれば、交渉のスピードアップのために、今後、徳島市がどのように主体的に関わっていくのですか。
(市長)
徳島都市開発株式会社と話をしながら進めていくべき問題であると思いますが、私が行くことで交渉が早く進むのであれば、行った方がいいと思います。
(日本経済新聞社)
行った方がいいというのはどういうニュアンスでしょうか。
(市長)
例えば、私が交渉の場に行った方がいいという話が出るのであれば、そういったことも考えます。そういったことも含めて、徳島都市開発株式会社と話をしながら、徳島市としてできる限りのことをやっていきたいという認識です。
(読売新聞社)
8月末にそごう徳島店が撤退するまで、もう2カ月を切りました。店舗を経営されている人や、そこで働かれている人にとっては、生計を得るための糧がどうなっていくのか、非常に深刻な問題であって、1日も早く後継テナントを決めていただきたいと思っています。
市長に就任されて、1カ月半の間に、徳島都市開発株式会社と徳島市の間でどのような話し合いが行われ、どのような形で関わってきたのですか。これから主体的にどう関わっていこうとお考えですか。
(市長)
市としての関わり方は、情報共有を図りながら、できるだけ早く後継テナントが決まるよう、現社長と話をしている状況です。
(読売新聞社)
トップ同士で会っているのですか。
(市長)
トップ同士というのは、鈴江社長と私が、ということですか。
(読売新聞社)
市として主体的に関わるのであれば、前市長と徳島都市開発株式会社の前社長が一緒に会見されたように、先日の徳島都市開発株式会社の会見で、雇用についてどうするのか、今どういう状況で交渉先と話を進めているのか、現状について、一緒に発表すればよかったと思います。
(市長)
交渉をしているのは徳島都市開発株式会社ですので、徳島都市開発株式会社から発表する形になりました。共同記者会見ができるような状況になれば、一緒に記者会見することも考えています。
(読売新聞社)
鈴江社長とは、密に会われているんですか。
(市長)
会うというより、担当部署も含めて、情報共有は行っております。
(読売新聞社)
トップ同士のホットラインなどはあるのですか。要するに、事務方からあがってくる情報を待っているのか、それとも、直接、本人同士が会って話をしているのか。市側が推薦した元副市長ですので、その方が早いと思います。
(市長)
元副市長というのは関係ないですが、事務方からあがってくる情報もあれば、直接聞く情報もあります。
(読売新聞社)
8月末にそごう徳島店の撤退が決まっているわけですが、市の経済に及ぼす影響や、従業員に対する市としてのサポートなどの発表が、未だにありませんが、どういう認識でしょうか。
(都市整備部長)
先日アミコ店主会が開催されました。7月中に、アミコ管理組合理事会、アミコ店主会以外の店舗の方、権利者に説明していきたいということです。
(読売新聞社)
直前になってから説明するということですね。
(都市整備部長)
そういうことになります。
(読売新聞社)
市の会計年度任用職員として採用するという話も出ていたと思いますが、それはどの程度を考えられていますか。
(総務部長)
会計年度任用職員につきましては、先日もそごう徳島店の担当者と話をしたのですが、予定としては10人程度と考えております。
(読売新聞社)
今、新型コロナウイルスの影響で経済が弱っており、雇用環境は非常に悪化していると思います。そういった中で、市としてサポートすることが必要だと考えておりますが、その辺の認識はどうですか。
(市長)
もちろん、できる限りサポートしたいと考えています。
(読売新聞社)
できるだけ早い時期に、テナントとして入られている店舗の人に対して説明する機会を設けた方がいいと思います。説明会の日程は決まっているのですか。
(都市整備部長)
7月中に、徳島都市開発株式会社が関係者に誘致情報についての説明をする予定です。
(読売新聞社)
関係者が不安に思わないよう、スムーズな情報発信をお願いします。
前回の記者会見でも触れたのですが、市長は、市長選の時に、テレビ番組で、「私も百貨店を含めた所と交渉中」とおっしゃっていましたが、そちらの話はどうなりましたか。
(市長)
今、徳島都市開発株式会社が交渉しており、その状況を発表しています。選挙前の話ですので、それは関係ない話だと思います。
(読売新聞社)
住民に対して、「百貨店を含めた所と、私も今、交渉中です」というのは、収録が市長選の告示前だとしても、住民に対する選挙公約だと思います。それに対して説明責任はないのですか。
(市長)
そうではなくて、今、徳島市と徳島都市開発株式会社が一体となって交渉している先がございますので、それで、きちんと進めている状況だという話をしているのです。
(読売新聞社)
ただ、選挙の公約についての説明は非常に重要なことです。
内藤市長が当時、進めていた話が、何らかの理由でうまくいかなかったのならば、そういうことはあり得ると思うので、それでいいと思います。
要するに、前市長は徳島都市開発株式会社を通じて誘致交渉を進めていましたが、内藤市長は、番組の中で、「私も百貨店を含めた所と、今、交渉中です」と発言されていましたので、いつごろからどういう形で交渉していたのかを説明してほしいのです。
(市長)
それについては、そもそも今、交渉している先との話がありますので。
(読売新聞社)
それとは関係ない話です。公約がうそではなく、本当にそのような交渉をしていたのかどうかを確認しているのです。
(市長)
今、徳島都市開発株式会社が交渉している先がありますので、その他の話をするような状況ではないと思いますけど。
(読売新聞社)
答えられないということですか。
(市長)
今、徳島都市開発株式会社の方で、一体的に交渉を進めている先があるので、市長として、そのことに対してのコメントはします。
(読売新聞社)
自分の公約については答えられないということですか。
(第二副市長)
その件に関しましては、先日の議会の質問にも出て、答弁をしています。
(読売新聞社)
答弁を聞いたのですが理解できません。
フェイスブックやネットにも投稿がありますが、当時、候補者であった内藤市長が、どのような立場で百貨店と交渉していたのか、いつごろ交渉を始めたのか、どのような方法でコンタクトを取っていたのか、交渉先の担当者はどのような立場の人なのか、住民の中には疑問に感じている人もおられるんです。契約しているコンサルがあるにも関わらず、市長就任前の一市民の立場で、市を代表して交渉を進めるとは、越権行為ではないのかと言っている人もいます。公職選挙法違反ではないのかという投稿もあります。
(徳島新聞社)
話の論点がずれてきています。
(日本経済新聞社)
内藤市長自身が、徳島都市開発株式会社の今の経営状況をどのように認識しているのか教えていただけますか。
また、以前、遠藤前市長は、徳島都市開発株式会社の経営危機に対して、市税を一切投入しないと繰り返しおっしゃっていました。この方針について、内藤市長はどのようにお考えになっていますか。
(市長)
経営状況は非常に厳しいと聞いております。
市税を投入するかしないかということについては、まだそのような話を事務方ともしていない状況です。
(日本経済新聞社)
内藤市長ご自身は、市税を投入することはあると思いますか。
(市長)
それに関しては、まだ再建計画なども出てきていない状況ですので、判断できる材料がきちんと揃っていないと思います。
(日本経済新聞社)
もちろん、判断する材料がないということは分かるのですが、政治哲学として、ここは市税を投入するべきなのか、それとも、どういう数字であっても一切投入すべきではないと考えるのか、その辺を教えていただきたかったのですが。
(市長)
判断する材料がなければその決断はなかなかできないというのが、今の率直な考えです。
(日本経済新聞社)
以前から、徳島都市開発株式会社の経営はずいぶん厳しいと言われています。後継テナントが決まらず、このまま、空き状態が長期間に渡ると、恐らく経営破綻するだろうと言われており、一部の議員からは、これ以上、徳島市は主体的に関わるべきではないのではないかという意見も出ています。それについてお考えをお聞かせいだだけますか。
(第二副市長)
現時点で一番大事なことは、後継テナントを誘致するということでございますので、それに向けてしっかりとやっていきたいと考えています。
(読売新聞社)
先ほどの話に戻りますが、越権代理というのは、公職選挙法ではなく、民法上の問題だと書いてあります。公職選挙法については、もし仮に、市長が選挙期間中に、実際に交渉していないにもかかわらず、交渉したという発言をしたのであれば、公職選挙法第235条の虚偽事項交渉罪に当たるのではないかと書いてありました。だからこそ、きちんと交渉したのであれば、どのような交渉をされていたのか具体的に伺いたいと思って聞きました。
(市長)
それについても、事務方と話をしておきます。
(読売新聞社)
事務方は市の職員です。これは、市長が選挙期間中の公約として自分の責任でおっしゃったことなので、市長以外に答えようがないですよ。
(市長)
今、大事なことは、後継テナントをどうするかということです。私はそれに関して、徳島都市開発株式会社と一緒になって、後継テナントの誘致に対して邁進していくということしかないと思います。
(読売新聞社)
後継テナントの誘致に最善を尽くすというのは、市のトップとして当然の話だと思いますが、それとは別の問題だと思います。
要するに、公約が本当に真実の発言であったのかを問うているのであって、市民の疑問に答えるのは市長としての責任だと思います。それを、後継テナントが最優先だから、そちらに邁進するというのは論点がずれていると思います。
(市長)
では、公職選挙法違反になるのであれば、警察なり検察なりが動くと思いますので、そちらの動きを待ってからで。
(読売新聞社)
市長の発言が事実かどうかという話で、うそをついていたなら、公職選挙法違反に問われるのではないかということです。
(徳島新聞社)
選挙中におっしゃったことなので、交渉していたかどうかだけお答えいただいたらいいのではないですか。
(市長)
お話はしていました。
(読売新聞社)
一市民が交渉すると言っても、百貨店の責任のある人が出てこられるとは思えません。どういう立場の人と話をしていたのですか。
(市長)
いろんなまちづくり団体やまちづくり会社など、いろんな人を含めて話をしていたという話は前にもしたと思います。百貨店を含めていろんな所と話をしていました。
(読売新聞社)
その百貨店は、今、交渉中の百貨店と同じですか、別ですか。
(徳島新聞社)
契約のこともありますし、さすがに、それは答えられませんよ。それを言ってしまうと、「今、交渉しているのはここです」って言っているようなものじゃないですか。
(読売新聞社)
細かい質問になるので、とりあえず、今の話はこれでいいです。また聞きますよ。
- 新ホール整備事業について
(NHK)
新ホール整備事業の優先交渉権者と次順位交渉権者の決定を撤回されましたが、その後、この2グループから何か反応はありましたか。2団体ともお金をかけて応募されていると思いますが、補償など、何かケアをされるようなお考えはおありでしょうか。
(市民環境部長)
優先交渉権者と次順位交渉権者の撤回につきましては、議会閉会後に通知をさせていただきました。そのことにつきまして、両者からは、何の反応もありませんので、お認めいただけたものと考えております。
(NHK)
市としては、納得していただけたと考えているということでよろしいですか。
(市民環境部長)
そうでございます。
(NHK)
あと、土地の問題ですが、あの土地が市の土地であるということをきちんと主張すべきだという監査請求が市民から出ておりますが、徳島県との土地をめぐる協議は、現在、どうなっておりますでしょうか。
(市長)
土地をめぐる協議に関しましては、まずは徳島市がどういう方向性を示すかという話になっていますので、それをきちんと調整してからになると思います。議会にも説明しなければいけないと思っています。
(NHK)
徳島県との協議は現在進行形で進んでおられるということですか。
(市民環境部長)
まずは徳島市として、土地の考え方を整理する必要があるということでございますので、整理をした上で、徳島県との協議を再開することになると考えております。
(NHK)
現在は、徳島市として土地に対する考え方をまとめている段階であるということでよろしいですね。
(市民環境部長)
そうです。
(NHK)
監査請求の回答を8月下旬ぐらいまでにしなければいけないと思いますが、それまでに徳島市の考えはまとめられるのでしょうか。
(市民環境部長)
期間につきましても整理中でございまして、いつまでにというのは、今の段階ではお話をすることができないと思っております。
- 教育・保育施設等整備事業について
(NHK)
保育園問題についてですが、前回の会見で、市長から園長会や保護者との話し合いに参加したいという旨のご発言があったと思います。これに参加する目途は立ちましたか。
(市長)
今、調整をしており、発表できるタイミングで発表したいと思っています。
(NHK)
できれば早いうちにということですか。
(市長)
そうです。
- 第三者委員会について
(NHK)
第三者委員会について、前回の会見で、刑事的な問題に発展する可能性があるとお話されていましたが、それについて、遠藤前市長がフェイスブックで、「当時の責任者であった自分としては、特に問題はなかった」という発言をされておられます。そういったことを踏まえて、遠藤前市長から今後何か話を聞くことはありますか。
(市長)
第三者委員会を設置したら、そうなるかもしれないですし、そうならないかもしれないので、それに関してはお答えできないです。
(NHK)
第三者委員会がまだ立ち上がっていないので、何とも言えないところがあると思いますが、市として、遠藤前市長にお話を聞かれていますか。
(市長)
特に聞いていないと思います。
(NHK)
今後、第三者委員会を立ち上げてから、遠藤前市長にお話を聞くことも含めて検討していくということでよろしいでしょうか。
(市長)
どうなるかは分からないです。
(NHK)
第三者委員会を立ち上げる目途はまだ立ってないですか。
(総務部長)
今、総務部の方で、「徳島市政における要望等に対する公正な職務の執行の確保に関する条例」とその前の「徳島市職員に対する不当な働きかけ等の防止等に関する取扱要綱」に基づいた要望等記録を、全庁から集めているところで、まだ調査も終わっていない状況ですので、この先どうなるかまだはっきり分かりません。
(NHK)
内部調査の段階で、前市長から話を聞くことはないですか。
(総務部長)
前市長から話を聞くことになれば、第三者委員会が聞くことになります。第三者委員会がどなたから話を聞くかは第三者委員会が決めることであって、市の方からどなたに聞いてくださいというものではないと考えています。
(NHK)
確認ですが、内部調査が済んでから第三者委員会が立ち上がるという感じですよね。
(総務部長)
調査中ですので、次の段階でどうなるかは、その結果を見てからの判断になろうかと思います。
(NHK)
第三者委員会が立ち上がるかどうかも、まだ検討中ということなんですね。
(総務部長)
まだ、第三者委員会を立ち上げるかどうか検討する前の段階ですので、内部調査の結果を見てからの話になろうと考えております。
(徳島新聞社)
第三者委員会を立ち上げるには、まず、市の報告書をまとめることが前提ですよね。
(総務部長)
今はまだ、報告書を集めて内部調査をしている段階です。
(NHK)
第三者委員会が立ち上がるのかどうかも、まだ不透明ということでしょうか。
(総務部長)
不透明と申しますか、第三者委員会を立ち上げるかどうかという前に、議会からも申し入れがあったので、「徳島市政における要望等に対する公正な職務の執行の確保に関する条例」とその前の「徳島市職員に対する不当な働きかけ等の防止等に関する取扱要綱」に基づいた要望等記録について、内部の調査をしている段階でございます。
(読売新聞社)
内部の調査というのは、条例に基づく調査で、不当な働きかけがあるかどうかということですね。
(総務部長)
そうです。報告の書類がございますので、それを全て集めて調べます。1年間でかなりの枚数になると思いますが、今、全庁から集めています。
(読売新聞社)
それは、「徳島市政における要望等に対する公正な職務の執行の確保に関する条例」に引っかかるもの以外も含めてですか。
(総務部長)
全てを一旦集めて目を通すという作業をしようとしております。
(読売新聞社)
情報公開請求をして条例に引っかかるものについて調べたら、該当がなかったんですが、それ以外の部分も含めて調べているということですね。
(総務部長)
担当課では、市民からの通常の要望も含めて、要望事項全てを記録しております。その中で、不当な働きかけであると判断された分は市長まであがりますので、普通の要望として扱っている中に、不当な働きかけが入っているかもしれないということで、一旦、全てに目を通すため全庁から集めているところでございます。
(読売新聞社)
当然、不当な働きかけによって行政が歪められてはならないので、調査することはいいことだと思いますが、すでに、内藤市長の耳に入ってるということを会見でおっしゃっていましたので、それについてはまた詳しく報告いただきたいと思います。
(総務部長)
とりあえず今はまだ作業中でございます。
(NHK)
前回の会見で、元検事を含めた第三者委員会を立ち上げて、刑事責任を含めて調査をするという話だったんですが、まだ、内部調査がまとまってない段階で、刑事責任を含めて調査をするというのは、踏み込みすぎた発言だったのではないかと思いますが、その辺りはどうお考えですか。
(市長)
そういう可能性もあることを示唆したかったのと、そういう可能性があるので、そこをきちんと明確に調査をしていきたいという意思の表れです。
(読売新聞社)
議会で、自分のことではないかと発言された議員さんがおられる中での、刑事的な問題に発展する可能性があるという市長の発言は、あたかも印象操作をしているように感じます。
発言される時期として、早かったのではないですか。実際に第三者委員会を立ち上げる時の発言ならば分かりますが、今から調査を始めるという段階で、市のトップが、そのような発言をすることは、いかがなものかと感じます。
そういうことがあったら非常に問題だし、それをチェックすることがマスコミの使命だと思っています。だから情報公開請求をしたら、該当するものはありませんでした。
条例にも引っかからないような話を、あそこまで踏み込んで発言されて、非常に軽率じゃないかと感じました。発言には気を付けた方がいいのではないかと思います。
(市長)
そういったことも含めて、きちんと調査をして、ちゃんと出していくという話です。
(NHK)
少なくとも、あの時点で刑事責任に踏み込まれるのは、軽率の感は否めません。
先ほども、刑事責任がある可能性があるということを強調したかったとおっしゃいましたが、今、刑事責任があるというあの発言を撤回されるお考えはないですか。
(市長)
その可能性があるという発言ですので、それを撤回する気はありません。
(NHK)
ご自身も、刑事責任があるとお考えですか。
(市長)
その可能性があるという話です。
- SNSでの発信について
(徳島新聞社)
前回の会見時には、フェイスブックの更新が滞っていらっしゃったのですが、先週末から、また、更新されていますが、何かご心境の変化みたいなものがあったのでしょうか。
(市長)
特にないです。新型コロナウイルスの感染者が出て、とくしまアラート注意報が発令されたので、発信させていただきました。
(徳島新聞社)
1カ月ぐらい止まっていて、皆さんが心配されていたかと思います。改めて伺いますが、1カ月ほど止まっていたことには何か理由がありますか。
(市長)
特に理由はないです。時間がなかなか取れなかったということです。
注記:質疑応答は内容を要約しております。
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