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徳島市立 徳島城博物館
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関羽図

最終更新日:2018年9月28日

佐々木惟照筆 紙本淡彩 67.0×27.6

三国時代蜀漢の武将・関羽は「身の丈九尺五寸、髯の長さ一尺八寸、面は重棗の如く、唇は抹朱の如し、丹鳳の眼、臥蚕の眉、相貌堂々威風凛々」(『通俗三国志』)といった容貌で表現されるとともに、『三国志演義』の圧倒的影響力のもと、美髯・青龍偃月刀・赤兎馬といったトレードマークも確立。関帝信仰ともあいまって、中国では関羽図の需要は高く、古来より広く描かれてきた。
日本においても関羽図の人気は高く、『通俗三国志』の普及、あるいは歌舞伎舞台などでの活躍、そして端午の節句の床掛や武者人形などを通して、さまざまな画人が膨大な数を造形化している。惟照の描いた中国武人の騎馬像も、青龍偃月刀を携えた美髯の武将という特徴から関羽であることは明らかである。
『阿波国風俗問状答』には、三月の雛祭りにおいても雛壇に「中壇は八幡太郎、関羽の類」などの武者人形を飾ったとされ、阿波国内の『高川原村風俗問状答』では、端午の節句の幟を「玄徳・関羽・張飛・ハンカイ・張良・高祖項羽の戦・孔明八陣の図・鐘馗大臣(中略)其他、仙人・賢人・和漢古今の名将・諸勇士・色々様々の図」の模様に染めていることが記されており、阿波国内においても関羽人気の高かったことが窺える。本図もそうした節句などの需要に応えたものであろう。「澤龍斎養郭藤原惟照画」との署名に、壺印が捺された謹直な落款は、あるいは徳島藩士などの正式な注文で描かれたのかもしれない。

小川裕久「描かれた『三国志』」(『美術の中の三国志』徳島市立徳島城博物館、2006年)

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