「史跡渋野丸山古墳保存整備基本計画」を策定しました

更新日:2018年5月17日

史跡渋野丸山古墳保存整備基本計画を策定しました

計画の目的

 渋野町に所在する渋野丸山古墳は、5世紀に造られた前方後円墳です。墳丘長105メートル、周濠を含めた全長は118メートルと県内最大で、四国でも第二の規模です。その構造は畿内地域の影響を大きく受けており、発掘調査では段築や盾形周濠、埴輪列、造出などが確認されています。また渋野丸山古墳以降、阿波では前方後円墳が造られなくなることから、古墳時代の阿波と畿内の関係や当時の社会変化を物語る重要な遺跡として、平成21年に国史跡に指定されました。しかし、長年の土地利用の結果、古墳の一段目や周濠は地中に埋没し、各所で崩落や崖化が進行しています。このたび、徳島市では古墳の遺構を確実に保存し、歴史的価値をわかりやすくするための整備方針や、広く一般に公開・活用するための方針を定めた基本計画を策定しました。


渋野丸山古墳

史跡渋野丸山古墳保存整備基本計画

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