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射線科では、一般X線撮影、CT、MRI、血管造影、核医学検査、放射線治療等の検査を行っています。診療放射線技師11名が在籍しており、迅速・丁寧な対応、適切な撮影、医療被ばく低減を常に意識し業務を行っています。新病院となり、すべての分野で最新鋭の装置が導入されました。 現在、一部の検査を除きフィルムレスとなっています。
放射線科検査を受けるにあたり、検査部位にある人工物を取り外していただきます。たとえば、頭部検査の場合はネックレス、ピアス、ヘアピン、その他装飾品など、胸部・腹部検査の場合はブラジャー、コルセット、カイロ、磁気マグネット、プラスチック類等、四肢検査の場合は時計、湿布、指輪等を取りはずしていただきます。検査前に検査衣に着替えていただく場合もあります。
造影検査は、X線撮影や透視検査、CT、MRIにおいて、通常の検査でははっきりしない部分を造影剤によって鮮明に描出させ、より詳しい情報を得る検査です。具体的な内容については、担当医師より説明があります。
頭部・胸部・腹部撮影や整形外科関連撮影など、全身のX線撮影を受け持っています。
当院はCR(Computed Radiography)システムを採用し、画像はデジタル化されており、被ばく低減や画質の安定性を実現しています。



乳がんは年年増加しており、検診による早期発見が重要視されています。マンモグラフィーは腫瘤(しこり)や微細な石灰化を描出することが可能で、視触診では判らないような早期の小さな乳がんを見つけることができると言われています。撮影時には乳房に圧迫を加えて、乳腺組織が均一になるようにしてから撮影する必要があります。当院は視触診と乳房X線撮影が同時にできる医療機関です。日本医学放射線学会の使用基準を満たした乳房X線撮影装置を導入しています。また、検診マンモグラフィ撮影認定を受けた診療放射線技師2名が在籍しています。


X線を用いて胃、腸等の消化器や骨、関節等を透視し、その様子をリアルタイムにTVモニターで観察しながら画像を撮影する検査です。胃がん・大腸がん検診をはじめ、各種透視検査及び造影検査を行っています。





各種疾患の発見および診断に威力を発揮する、X線CTです。CTとはコンピュータ断層撮影(computed tomography)の略です。CT検査は検査時間が短いため、外傷や脳出血など緊急の場合にも適しています。当院のCT装置は高速スキャンが可能な64列マルチスライスCTです。データを3次元的に収集するため、あらゆる方向の画像を再構成でき、3D画像も作成可能です。64列になったことによる最大の利点は、より短時間で、より詳細に検査できるようになったことです。人体のあらゆる部位の検査に対応しており、心臓のような動きのある臓器も検査可能です。





MRIはX線撮影やCTのようにX線を使うことなく、強い磁石と電波を利用し体内の状態を断面像として描出する検査です。MRIとは磁気共鳴画像(Magnetic Resonanse Imaging)の略です。当院には1.5テスラ超伝導式装置が導入されています。横断面だけでなく、任意の方向の断面を得ることが可能で、特に脳疾患、脊髄疾患、婦人科疾患などの診断に威力を発揮します。最近では乳腺の検査も増えています。当院のMRIの特徴は、奥行が短いことによる解放感と静音機構による静かさです。また、従来の装置に比べ大きく画質が向上し、診断上より有用な画像が提供できるようになりました。

頭頸部MRA




脳血管や心臓、腹部血管などの中にカテーテルと呼ばれる細い管を進め、血管を造影剤を用いて描出する検査です。DSAとはデジタル差分血管撮影(Digital Subtraction Angiography)の略であり、造影剤を注入しながら撮影した画像から造影剤を注入する前に撮影した画像をコンピューターで差分処理することにより血管だけを鮮明に描出する方法です。また診断のみではなく、血管の狭窄部位を拡げる血管拡張術や腫瘤を栄養する血管を閉塞させる動脈閉塞術なども行っています。当院の装置はフラットパネルディテクタを搭載した2管球式で、画像を2方向から同時に観察できます。フラットパネル方式を採用したことで、従来よりも低被ばくで高画質な画像が得られるようになりました。また、回転撮影を行うことで、血管の3D画像を検査中迅速かつ簡便に得ることも可能です。





RIとは放射線同位元素(Radio Isotope)の略です。RI検査は身体の機能を観察できることが特徴です。体内にRIを含む薬(放射性薬剤)を投与すると、しばらくした後、投与された薬は目的とする臓器や組織に集まります。その部位から発せられる放射線(ガンマ線)をSPECT装置により検出し、画像を得ます。SPECT(スペクト)とは単一光子放射断層撮影(Single photon emission computed tomography)の略であり、3次元データ収集が可能です。当院では、主にガンの骨への転移、骨折などを調べる「骨シンチ」、炎症や悪性腫瘍の部位や程度を調べる「腫瘍シンチ」、甲状腺機能を調べる「甲状腺シンチ」や脳梗塞などを調べる「脳血流シンチ」を行っています。検査については事前に担当医より説明がありますが、注意事項が多い場合には放射線科医より説明があります。





放射線治療は、悪性腫瘍の治療法としては、手術療法とならぶ選択肢として、重要視されています。疾患によっては手術療法と組み合わせて、術前や術後に行うこともありますし、腫瘍の骨転移による痛みをやわらげることなどを目的とする緩和療法もあります。治療には高エネルギーのX線および電子線を用いるため、高精度の品質管理のもと、治療を行ないます。当院では、最新鋭のリニアック装置と3次元治療計画装置により、治療を計画し、施行しています。また、 専用の固定器具を使用し、治療計画用のデータ収集に4列マルチスライスCTを用いることで、さらに精度を向上させています。


