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第14回徳島市「街づくりデザイン賞」の概要

最終更新日:2016年4月1日

第14回徳島市「街づくりデザイン賞」7件が決定しました。

 ご推薦いただいた皆様、ありがとうございました。
 第14回徳島市「街づくりデザイン賞」の概要と各受賞建築物等について、ご紹介します。

第14回徳島市「街づくりデザイン賞」について

1 主旨

 徳島市では、優れた建築物等が、都市の美化、都市環境の向上に大きな役割を果たしていることから、都市デザイン水準の向上、市民の街づくりに対する意識の醸成を図ることを目的に、「街づくりデザイン賞」を昭和60年度から実施しています。

2 対象となる建築物等

 平成23年4月以降(ただし、生け垣等で長い期間の育成・維持において生まれているデザインについては、完成時期は問いません。)に、徳島市内で完成(増築、改築、修景、模様替えを含む)されたもので、デザイン的に優れ、街づくりに貢献があったと思われる建築物等(建築物、彫刻、モニュメント、生け垣、広場、前庭、サイン、看板、道路など)とそれらを生かした街並みを対象としています。

推薦の対象となる建築物等

  1. 建築物等で色彩、形態などが周囲の景観と調和しているもの
  2. 敷地内に緑地や広場などのオープンスペースを適切に配置したもの
  3. 山、河川などの自然の景観要素をうまく活用しているもの
  4. 壁画・彫刻・モニュメントなどにより、文化的、芸術的環境を作っているもの
  5. 歴史的な街並みの景観を維持し、伝統的な雰囲気を継承しているもの
  6. サイン・看板などで、周辺の景観に配慮したもの
  7. 生け垣・前庭・既存木などを生かして修景し、街並みにうるおいをもたせたもの
  8. 魅力的な夜の景観を創りだしたもの
  9. 建築物等をリフォームし、新たな魅力づくりをしたもの
  10. 地場の材料(杉、青石など)を使用し、徳島の風土を生かしたもの

3 推薦期間

 平成26年8月1日から平成26年9月30日までの間

4 推薦数

  1. 推薦総数 77件
  2. 推薦物件数 57件(うち20件は重複及び対象外等)

 住宅(住宅団地・複合用途含む) 26件

 商業施設(店舗・ホテル・塾) 11件

 診療所 2件

 寺院 1件

 事務所 1件

 公共施設 6件

 その他(道路・歩道・塀・橋・モニュメント・並木) 10件

 合計 57件

5 審査基準

 「とくしま まちのデザイン作法集」(平成9年発行)により審査しています。

6 賞名

 水と緑の都市景観賞 2013 a住宅

 町屋モダン賞 H邸

 川辺のオアシス賞 八万のいえ

 普段着の装い賞 M邸

 緑のプロムナード賞 徳島県自治研修センターの並木

 時を語る道賞 旧街道沿いの石積

 想いをつなぐ水辺の街賞 「第二倉庫 アクア・チッタ」、「はこいろ」

7 表彰

 受賞された建築物等の建築主、設計者、施工者の方々に、表彰状と盾を贈ります。
 第14回徳島市「街づくりデザイン賞」表彰式は、平成27年3月18日に市役所で行いました。

受賞者と市長の写真
表彰式記念撮影

8 街づくりデザイン賞選考委員会委員(委員長、副委員長以下五十音順、敬称略)

 委員長 林 茂樹 都市環境デザイン会議(建築)

 副委員長 喜多 順三 NPO法人コモンズ代表理事(建築)

 委員 岡本 多英子 グラフィックデザイナー

 委員 佐藤 幸好 公益社団法人徳島県建築士会会長(建築)

 委員 富山 圭子 コピーライター

 委員 松永 勉 徳島県美術家協会理事(芸術)

9 広報予定等

 広報とくしま 平成27年2月15日号

街づくりデザイン賞総評

 街づくりデザイン賞選考委員会 委員長 林 茂樹

 今回77件の推薦があり、一次審査で選ばれた20件の現地調査を行った上で選考を行いました。どの物件も優劣つけがたいものばかりであり、選考には苦労しましたが、最終的に7件を選考しました。今回の選考のなかで特徴的なことは、『徳島県自治研修センターの並木』と応神町の『旧街道沿いの石積』、『「第二倉庫アクア・チッタ」、「はこいろ」』を選考したことです。
 徳島で美しい並木道はなかなか思い浮かびませんが、ここは北海道大学のポプラ並木のようであり、かつて文化のための1パーセント事業で舗石も整備され独特の風景を造っています。
 石積屋敷の続く街道は吉野川の氾濫から屋敷を守るために、必然的にかさ上げされたと思われる敷地を、美しい石積で築いた屋敷が並ぶ集落です。石工の職人技が見事で、歴史を感じさせ、現代はコンクリートで造られるのが一般的である事を考えると非常に貴重で、今後も大切に保存していただきたいと願います。
 そしてもう一つは万代埠頭の『「第二倉庫 アクア・チッタ」、「はこいろ」』です。古い倉庫のリノベーションで、本来の物流の拠点を人の行き交う場所へと用途を変化させて、水辺の倉庫街を魅力ある空間にして賑わいを創設しており、今後のまちづくりへの広がりを期待し、今回の受賞としました。
 住宅では、4軒が受賞されました。国道沿いの住宅は、昔の町家の雰囲気を現代的な格子の意匠で表現されています。他の住宅につきましても、公の領域(道)と建物の間、中間領域のしつらえにそれぞれ工夫があり、囲障を無くして開放的にし、植栽の配置や自然な材料、見え隠れする庭など、住宅地の景観に広がりを与え、しなやかな居住地の創設に寄与しています。
 この賞は、うるおいのある美しい街づくりに貢献のあった建物や工作物などを顕彰するものですが、これから建物などを計画されている建築主や設計者に、自身の作る物が街の姿を決定づける重要な要素であり、周辺環境への配慮を持って計画、建設をしていただくことを願う啓発の役割も担っています。
 今回の街づくりデザイン賞をきっかけに、市民のおひとりおひとりが、ご自分のお住まいが景観形成に与える影響につきまして、少しでもご考察いただければ幸いです。

水と緑の都市景観賞 ~2013 a住宅~

2013 a住宅の写真1

  • 所在地 南前川町
  • 設計 株式会社久住建築設計事務所
  • 施工 株式会社司工務店

【審査評】

 住宅の建つ環境は、目の前に河岸緑地と助任川が広がる静かで緑豊かな水辺に近い好条件の場所です。
 住宅は、2個の直方体を並べた箱型のコンクリートにタイル張りの外観で、一際存在感のある上質な佇まいです。その姿は現代的要素を持ち、周囲の景観に馴染み、風景と調和がとれ落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
 道路に面した南側の四角い広い窓は家の外形がフレームとなっており、デザインとしてインパクトがあり印象的です。その窓の下には庭となるスペースがあり、大きめの割れ石が敷かれ、現代風の庭造りと思えるような自然感を表現することに役立っています。
 敷地の南側と東側は開放的であり、周りに融け込む仕上りとなっています。総てが見事に都市景観の形成に優れている点で、際だった建築だと言えます。

町屋モダン賞 ~H邸~

H邸の写真1

  • 所在地 佐古六番町
  • 設計 ANTENNA DESIGN二級建築士事務所
  • 施工 株式会社姫野組

【審査評】

 この住宅は、交通量の多い国道沿いに建っています。周囲には中層や低層の店舗やビルが建ち並び、この建物のような戸建て住宅は余り見られません。
 このような「まちなか」ともいえる都市環境に住まうための知恵を、この住宅では町屋から学んでいるように思われます。2階部分に見られる木製の格子と板張りの壁は、伝統的な町屋の1階部分に見られる出格子と戸袋をモチーフにしているようです。また、町屋によく見られる坪庭のような中庭が中央部東側に設けられ、中庭の植栽が住宅内部だけでなく、外部にも潤いをもたらせています。建物の形態は、町屋のような勾配屋根の瓦葺きではなく陸屋根とすることで、ビルの多い周囲のまちなみに調和しています。色彩は濃いグレーと白のモノトーンをベースに、格子や板張りの壁がアクセントとなり、落ち着いた印象を与えています。
 この住宅は現代の町屋型建築として、都市型住居の一つのモデルとなる作品です。

川辺のオアシス賞 ~八万のいえ~

  • 所在地 八万町川南
  • 設計 a/樋口建築事務所 樋口 綾子
  • 施工 K-support 梶本建築 庭や

【審査評】

 のどかな田園地帯の新興住宅地にありますが、川沿いの散歩道にも面して敷地に囲障を設けず、庭の様子も垣間見ることができ開放感を与えています。かつて建物で使われた基礎石などの再利用は歴史、記憶の継承となり、植栽を配した駐車場は砂利敷きで車が無いときは道路とつながり公共空間に広がりを感じさせており、川辺を散歩する人の休息場所としても利用でき、近隣とのヒューマンなコミュニティー形成を予感させられます。玄関を境に素材、色彩を変えた外壁は建物外観に変化を与えていますが、田園風景に調和した落ち着いた色調で周辺景観に馴染んでいます。こういった地域に対しての視線を忘れず計画された事を評価したものであります。

普段着の装い賞 ~M邸~

M邸の写真1

  • 所在地 名東町1丁目
  • 設計 アトリエ・クー 杉本 真理子
  • 施工 株式会社司工務店

【審査評】

 主屋の外壁は、焼杉板と無塗装の杉材で対比的なデザイン構成がなされています。この自然素材によって明快に構成されたデザインは、周辺の家並みの中でも素材の魅力を醸し出す存在感のある住宅になっています。
 主屋一階のまわりに設けられた土間下屋の空間は、半戸外空間として、開放された前庭と道路空間からの視線や動きを、やわらかく遮る効果を演出しています。
 敷地の南側には、住み手自らが創った前庭が配置されています。広葉樹を中心にバランスの良い植栽がほどこされ、夏の日射や道路からの視線を遮る効果が期待されます。
 境界のブロック塀を隠すように植えられた実のなる木ときれいに積み上げられた薪小屋によるアプローチは、人をやさしく迎え入れる普段着の装いを感じさせるしつらえになっています。

緑のプロムナード賞 ~徳島県自治研修センターの並木~

  • 所在地 南庄町5丁目

【審査評】

 徳島県自治研修センターのアプローチ道路であるこの並木道は、1960年に植樹されたメタセコイアと1983年の自治研修センター新築時の「文化のための1パーセント事業」により整備された石畳で構成されたもので、「思索の道」と名付けられています。
 豊かな自然に恵まれた徳島の街は、その自然の豊かさ故か、都市緑化への関心が余り高くなく、街路樹などは景観よりも維持管理が優先されがちで、秋を待たずに枝葉が落とされ幹だけになったものも多く見受けられます。この思索の道は、距離はそれほど長くはないものの、ほぼ等間隔で高さの揃ったメタセコイアの並木と足元の花崗岩の石畳により、安らぎと潤いの感じられる緑のプロムナード(遊歩道)となっています。一部、頂部が剪定され樹形が変わっているものも見受けられますが、今後とも適切な維持管理がなされ、並木道の姿が保たれるとともに、徳島の緑豊かで潤いのあるまちづくりのモデルとなることが望まれます。

時語る道賞 ~旧街道沿いの石積~

  • 所在地 応神町東貞方

【審査評】

 この場所は吉野川北岸の多くの地域に見られるように、繰り返す水害と戦いながら、藍作で栄えた集落です。明治中期の吉野川治水工事以降大水害はなくなりましたが、今も残る石積は、敷地の造成や建物の基礎としての機能を有しており、その1メートルを超える高さが、往時の被害の壮絶さを物語っています。
 約200メートルにわたる細い道沿いの左右に連なる石積は、部分的に平地化が進んでいるとはいえ、堂々たる存在感。中には石を複雑に組み合わせ、強度を高めた「石工の知恵」を見られる部分もあり、当時の技術を知る上でも興味深い存在です。
 石積上部の敷地の広さからは、自然災害をも藍畑の肥沃化に利用し、財を成した藍農家の逞しさもうかがえ、郷土史を伝える現場として貴重です。一方で、豪農の屋敷跡が廃墟化している区画もあり、石積と共に保存管理できていればと思うと非常に惜しまれます。市内に点在する類似の「歴史景観」に対する注意喚起、および再評価への願いを込めて今回の受賞としました。

想いをつなぐ水辺の街賞 ~「第二倉庫 アクア・チッタ」、「はこいろ」~

  • 所在地 万代町5丁目

【審査評】

 1960年頃から徳島を代表する物流拠点の港として栄えた万代倉庫街は、最近まで人影の少ない倉庫群が取り残された状態になっていました。
 2010年、倉庫を活用した将来的な街づくりに向けた利用が始まり、「第二倉庫 アクア・チッタ」、親子カフェ「はこいろ」などが新しい水辺の街を創り出すために積極的な賑わいづくりに取り組んでいます。
 徳島にしかない“水辺の街を作りたい” という意気込みが伝わってくる建物がつながり、以前は無機質であった空間が、家族で楽しいひとときを過ごすことができるエリアとして生まれ変わりつつあります。
 また、「第二倉庫 アクア・チッタ」には芸術文化の交流と発信拠点としての広いスペースも内包し、将来的にその裾野拡大に果たす役割は大きいものと期待します。

万代倉庫街で開かれたイベントの様子の写真の写真2

この内容についての問い合わせ先

都市政策課 計画景観担当
 電話:088-621-5493
 電話:088-621-5249
 FAX:088-621-5273

お問い合わせ

都市政策課 

〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館4階)

電話番号:088-621-5265

ファクス:088-621-5273

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