平成23年度の環境講座「ぶらりエコカフェ」では、「食と環境」をテーマに、入門編3回と実践編3回を開催します。創造的な話し合いを進めていくために、(財)公害地域再生センター
藤江 徹氏にファシリテーターをお願いしています。
入門編第2回 H23.11.17実施
環境カウンセラーの津川なち子氏を講師に迎え、「食べ残しから見える食と環境」をテーマにお話いただきました。まず、始めに食料を食べる側(需要者)と生産する側(供給者)の両者の立場から食糧問題や食品ロスに関する問題提起がありました。後半は、この問題提起を受け「食糧に関して気になっていること・関心のあること」「食の安全・安心」「食品ロスをなくすための解決方法」について、グループに分かれ話し合いました。食は私たちの生活に密接なものであるため、どのグループも活発な話し合いとなりました。その結果、「食のありがたさを知る」「賞味期限・消費期限の表示だけに頼らず、食を見極める五感を磨く」「地産地消に取り組み、日本の農業を大切にする」など、私たち消費者一人一人ができる取り組みなどの意見が挙げられました。
また、消費者一人一人の行動が変わることで、社会の仕組みが変わることについても話し合いました。
実践編第2回 H23.12.22実施
Food Studio K 主宰 喜多恵子氏と徳島市環境リーダーの大山俊子氏を講師に迎え、「地産地消 エコ料理」を実施しました。
講師の方々からは、エコ料理のポイントとして、次のことをお話いたただき、料理を作る中で参加者がエコのポイントを実践しました。
[エコ料理のポイント]
- (1) 買い物の時は、“旬の食材”“遠くで作られたものより近くで作られたもの”を選びます。
- (2) 料理をする時は、“材料を無駄なく”使います。
- (3) 食べる時は、“みんなで楽しく残さず”いただきます。
- (4) 後片付けの時は、不要な布などでお皿等の汚れをふきとってから洗うことで、洗剤や水の量を少なくすることができ、排水に流れる汚れも少なくなります。
また、今回のエコ料理の献立では、料理時に使用するエネルギー(ガス・電気etc)を節約し、一つの食材を様々な調理方法で用いる工夫がされているものを教えていただきました。

- 地産地消 エコ料理 レシピ (PDF・83KB)
- Food Studio K 主宰 喜多恵子氏
- ぶらりエコカフェ
- 「地産地消 エコ料理」の様子 (動画)
入門編第3回 H24.1.19実施
(株)ココア堂の立川 真季氏を講師に迎え、「食を通じたエコ企画づくり」をテーマに、無限の発想を実現可能な企画に組み立てるためのワークショップを実施しました。
- ・ 日時(いつ)
- ・ 場所(どこで)
- ・ ターゲット(誰を)
- ・ 目的(なぜ)
- ・ 食の種類(何を)
- ・ お楽しみ/アトラクション(どのように)
- ・ 段取り(どんな段取りで)
の8項目について、参加者は自由奔放に斬新な提案をどんどんと出し合い、そこから食と環境をテーマとする企画づくりを行い、発表し合いました。
そして、環境保全や環境問題に関するイベントを実施する上で、参加者に環境問題について知ってもらうための学習型イベントだけでなく、様々な趣向で企画されたイベント、一見すると環境問題を考えるイベントには見えないものであっても、参加者がイベントを楽しみ、参加しているうちに、環境問題について学んでもらうことができるような企画づくりを行っていくことの大切さを学びました。
実践編第3回 H24.2.16実施
最終講座となる今回では、今までのまとめとして、「やってみようエコ活動(イベント編)」と題し、ぶらりエコカフェvol.2の受講生が、徳島市や市民団体が主催するイベントに参加し、実際にそのイベント内で環境に関するブースを設けたり、環境保全活動を実施したり等について、グループに分かれ、企画を考えるワークショップを実施しました。
企画を考える上での参考として、徳島市環境リーダーとして活躍している加藤倭文氏、竹内英明氏に、これまでお二人が取り組まれた環境イベントや活動について発表いただきました。
加藤氏からは、自身が所属している環境任意団体の徳島市ecoリーダー会が実施した「家族ふれあいミニ門松教室」について報告をしていただき、竹内氏からは徳島市環境リーダーの有志で編集している「環境リーダー通信」の取材から発行までの活動報告をしていただきました。
その後、環境保全課から徳島市内で開催されるイベントを説明し、興味のあるイベントごとにグループに分かれ、環境イベント企画づくりのワークショップに取り組みました。
その結果、受講生の皆さんから3つの企画案が出てきました。1つ目の案は、夏の「阿波おどり」期間中に、「阿波おどり まわらなソンソン」というイベント名で、環境に関するクイズを会場内の随所に儲け、スタンプラリーをするというものです。
2つ目の案は、「吉野川フェスティバル」の中で行う「竹水鉄砲大作戦」です。
昨今、竹林が放置され、繁殖力が強い竹によって既存の植生の破壊が進む竹害が問題となっています。こうした現状をイベントの中で広く周知し、子供から大人まで昔ながらの竹を利用した玩具をつくり遊ぶことで、竹の利用を促進することを目的にエコ活動を実施するというものです。
3つ目の案は、食をテーマにしたイベントの中で、「食材まるごとエコ料理」を実施する企画案を作りました。徳島産の旬の食材を使用した「地産地消」の料理メニューや実践編(第2回)で学んだ「エコ料理のポイント」を、イベント会場で紹介するというものです。
これらの案の中から、本年度の受講生が中心となり、企画した案をさらに実現可能なものまで掘り下げ、次年度以降の各種イベント開催の際には、エコ活動が実施できるよう取り組んでいくことを、今後の目標とします。